IP4:図鑑型解説

平成22年3月25日


インタープリテーションのすすめ
「非インタープリテーション・その1・・・図鑑型解説」





にゃんぱち はゆです♪



前回の「インタープリターのススメ」では、
インタープリテーションが行われる現場に登場する3種の役者
インタープリターとゲストとビジターを紹介しました。
そこで、環境系インタープリターの場合、
ビジターを「お客さん」、
ゲストを「自然」と置いたときの
インタープリテーションの難しさに少しだけ触れました。

 → IP3:インタープリテーションに登場する役者



さて、今回の話は、前回までの話と若干話題が変わります。

実際に活動している環境系インタープリターが陥りがちな
インタープリテーションだと思い込んで行っている
インタープリテーションでは無い行動
」のピックアップです。

すでにインタープリターとして活動している人は
自分がそういった傾向に無いか、確認していただければ。
これからインタープリターとして活動する予定の人は
本来の「インタープリター」の姿から離れないように、反面教師に。

そうして、もちろん、
私自身がそういった間違いを起こさないように自戒の念をこめて。




今回、紹介するのは、「図鑑型解説









私も環境系インタープリターとして、
ついつい無意識のうちにやってしまいがちな
非インタープリテーション行為」の1つだったりします。(・ω・;)ヾ

主に、図鑑に載っている知識のみを提示するガイド法で、
私は勝手に「図鑑型解説」と呼んでいます。
*ガイドでは一般的な手法だったりしますよ。



例えば、山野でガイドがインタープリテーションをしているとき、
キレイな花を見つけたら説明してくれると思います。
この花の標準和名は○○○で、こんな特徴やあんな特徴が・・・」なんてふうに。

でも、その情報はよくよく考えると、
単に「図鑑を見れば乗っている情報」だったりするんですよね。
となると、図鑑があれば「ガイド」なんて要らないって事になっちゃいます・・・。

つまり、ここで行われているのは、
図鑑に載っている植物の説明を読み上げているだけで、
インタープリテーションをしているわけではないんです!



私もついついやっちゃうんですが、
環境系インタープリターを名乗っている人の中で、
この図鑑型解説者に陥ってしまっている人は
意外と多かったりするんですよね。




前回の記事であげたように「ビジター」と「ゲスト」と
「インタープリター」の関係で例えて説明しましょう。

ビジター」が日本人で、質問する人
ゲスト」がアメリカ人で、質問に答える人
インタープリター」が、その通訳をする人

この例えに「図鑑型解説」を当て込んでみると・・・

ビジター「あなたは、どんな食べ物が好きですか?
ゲスト「私は、母の手料理が好きです
インタープリター「アメリカの代表的な食べ物は分厚いステーキです



こうやって表記してみると、
図鑑型解説」は「通訳」ではないことが解ります。



図鑑型解説は、図鑑に載っているような
一般的ではない知識を相手に伝える手法としては
非常に重要なものですが、
実は「インタープリテーション(通訳)」とは、意味合いが違うんです。

もちろん、この「図鑑型解説」の情報に付随して
「インタープリテーション」がされているのであれば
それは歴としたインタープリテーションですからね!

つまり、インタープリターとして、
「図鑑型解説」を話題のたねに利用するのはOKなのだけど、
それに頼って「解説」ばかりしてちゃ、ダメなんです(`・ω・´)

私も、気をつけなきゃ(・ω・;)ヾ









次回も環境系インタープリターとして、
ついつい無意識のうちにやってしまいがちな
非インタープリテーション行為」を紹介します♪






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インタープリターに興味がある方、
質問などなども受け付けていますので、コメントしてくださいね。
私に解る範囲であれば、お返事しますよ―――★
by mikenekohanten | 2010-03-25 22:11 | 環境系インプリ