【竹飯をつくろう!】

3月21日・晴れ


にゃんぱち はゆです♪

3月21日の祝日。
この日、自然生態園では【竹飯をつくろう!】と言うイベントが行なわれましたので
早速、レポートしたいと思います(≧▽≦)b





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さて、「竹飯ってなんぞや?」って方に、竹飯のご説明。
青竹にお米を入れ、飯盒の代わりに炊く方法をここでは竹飯と言います♪
竹飯のルーツはイロイロ言われているのですが、
アジアなどでは、竹飯で炊かれたご飯は殺菌され、暖かい地方でも腐りにくいとされ、
ちょっとした保存食の代わりとして作られていた説もあります(・`ω´・)





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たくさんのお客様があつまり、早速イベント開始です♪
今日、竹飯の作り方の講師をしてくださるのは、
自然生態園イベント【竹細工をしよう!】の講師の方です(*゜―゜)
竹細工だけではなく、竹飯まで作れちゃうのですね♪





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まず、みんなで取り掛かったのは、青竹を切って飯盒を作るところから。

竹飯用の竹飯盒は縦式や横式など、
イロイロな方法があるそうですが、
今回は横式の飯盒を作っていきます。

青竹の一節を用意し、その中央にノコギリで切り込みを入れ、
ノミと言われる大工道具で切り込みを取り、小さな小窓を作ります。





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あいた小窓から、竹の中を軽く水洗いした後、ご飯を小窓から流しいれます。
分量は青竹を縦らせた時に窓からご飯がこぼれない程度の量。





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水を入れ、竹の中で軽くお米を濯ぎます。
今回はお米をといでません(*゜―゜)

加えてお塩を少量、お米を焚く前に入れておきます。

水の分量は、竹筒一杯っ!!!
あふれる程度です♪

竹の中央に穴を開けているので、上の分量でやると、
自然とお米が竹に対して5分の2、それに対するお水が竹筒いっぱいになるわけですね。
お米や水の分量を量る必要がないと言うのも一つの知恵でしょうか(*゜―゜)





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後は、小窓に蓋をして火にかけるだけです。
青竹を使うのは、竹に水分が入っているため、火にかけても燃え難いと言う事から。

って言っても、竹自体は燃えやすいので
火の管理や竹が燃えないように、ちゃんと見張っていないと
すぐに黒焦げになっちゃいます。

基本は、どんどんと火を絶やさないように焚く。
竹に火がついたら、竹本体に水をかけて竹の火だけを消してあげる。
ひたすら焚くと、小窓から蒸気がでて、竹の節からも蒸気が出ます。

この小窓から出ていた蒸気が出なくなった頃が、大体出来上がりの合図です(≧▽≦)
一度火から離して、そのまま、余熱の状態で少し蒸らして完成です♪

ここで注意点。
火から竹を離す時、竹の両節からも蒸気が出ています。
とっても熱くってやけどしちゃうので注意が必要。





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さて、
ご飯を炊いている間、
暇を持て余しているようではいけません(・`ω´・)

お父さんたちが火の管理をしている間、
まっているみんなは竹で食器を作ります。

細く縦に割った竹をカッターで整えれば、竹箸が出来ます。





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節のある部分で真横に切れば、竹のコップ。
節のある部分を縦に割れば、竹のお皿の完成(・`ω´・)

これが完成するころには、竹飯もいい頃合を迎えます(≧▽≦)
早く食べたいゾヽ(´ρ`)ノ




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竹飯が炊けたら、
新聞紙でクルクル巻きにして、
上からナタを入れて竹を真っ二つ。

新聞紙で撒く事で、割れた途端にご飯がこぼれるのを防ぐのですね。





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何とか、かんとか。
コチラがは竹飯の完成品♪
すっごく綺麗に焚けていますね(≧▽≦)

中に黒いブツブツが見えるのは、赤飯の小豆ではなく、
古代米の一つで黒米です。
自然生態園で去年つくられたものです♪

黒米を少量混ぜて焚くと、赤飯のような色が付く事から、
「赤飯やボタモチのルーツではないか?」と言う説がありますが、
この写真を見ると、その説が出てくるのも頷けますね(・`ω´・)






炊き上がったお米はほんのり塩味が聞いていて、
さらにほんのりと青竹の香り。
食欲をそそります(・`ω´・)

そして、自然生態園の職員さんが用意してくださった梅干。
これがまたオイシイ(≧▽≦)b
なんでも、この梅干も自然生態園で取れた梅を漬けたものなのだとか。





最近では、
容易に外で火を使うことが出来なくなってしまったし、
竹も手に入れる場所が少なくなってきました。
(竹やぶはたくさんあるんだろうけど・・・)

こう言う経験が出来る場所って減りましたよね(´・ω・`)

自然生態園でも、もっとこう言う機会を増やしてもらいたいですし、
皆さんにも、もっともっとさんかして欲しいと願うはゆなのでした(≧▽≦)





ごちそうさまでしたっ(*´人`*)
by mikenekohanten | 2006-03-21 00:00 | イベント