【ヤマカガシ】

にゃんぱち はゆです♪



自然生態園を歩いていてまず出会いたくないもの。
そのトップに立つのは、やっぱりヘビさんでしょうか♪

もちろん、大好きって方も居るでしょうが、
やっぱりあのニョロニョロ感は好き嫌いがハッキリしそうですよね( ̄▽ ̄;)ヾ
(はゆさんは近寄らないで見ているだけなら、平気です♪)

そんなヘビさんの中でも特に怖いのは"毒"を持った種です。
日本の山の中に良くいるヘビで有名な物と言えばマムシですが、
今回取り上げるのはマムシではなく・・・

マムシの毒よりもっと強い毒をもった毒ヘビ・・・

【ヤマカガシ】です(・`ω´・)
















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 【ヤマカガシ】山棟蛇・赤楝蛇・山楝蛇

  本州、四国、九州に生息し、日本で最も普通に見られるヘビ。
  赤と黒の斑点模様が特徴的であるが、地方によってその模様に変化が見られる。
  幼体は首に黄色いラインが首輪を巻いているように見えるが
  成長するに従い、黄色い色は薄くなり消える。
  食性は主にカエルであり(飼育下では小魚の捕食例もある)、
  水田や浅い池などを上手に泳いでいる姿を見る事ができる。
  驚くと死んだ振りをする事もある。

  ヤマカガシは長い間、大人しい性格であることと
  毒を持つ牙が奥にあり浅くかまれた場合毒が回りにくかったこともあって、
  毒の無いヘビとされていたそうであるのだが、
  実際は奥歯に非常に強い毒を持ち、出血を引き起こす。
  この毒による死亡率は非常に高く、血清を扱う病院は少ない。
  また、頚部にも毒腺を持ち、首を強く掴むと毒が飛散るため、
  捕まえようとする時も注意が必要である。

  黒化型もありカラスヘビと呼ばれる事がある。
  シマヘビにも黒化型があり同様にカラスヘビと呼ばれるため、
  一概に毒がある、無いは判別できないのだが、
  ヤマカガシの黒化型はアゴの下が黄色い色をしている事が多い。

  名前の由来は"山に住む蛇"という意味で
  ヤマカガシの"カガ"とは古語で蛇を指す単語であり、
  カガミ(蛇巳・蛇目)が転じてカガシとなったという説がある。

  ナミヘビ科
  学名:Rhabdrophis tigrinus tigrinus
  別名:くちばみ、たちひ、はみ、ウォータスネーク
  活期:初夏~秋
  産期:秋

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一般的には1.5mほどに成長すると言われているヤマカガシですが、
日本の"大蛇"と呼ばれる種はこのヤマカガシでは無いかと言われているそうで
目撃された大型のヤマカガシでは4mほどのものも居たと言われています。
ヤマカガシの寿命は非常に長いらしく、
天敵が無く、長生きし大きくなった種が大蛇として見られたという話です。

ヤマカガシが大蛇になるっていうのはイメージできないのですが、
実は調べてみると、"案山子"と"大蛇"は密接な関係にあり、
案山子は田んぼを荒らすネズミを食べる、一本足の大蛇を表した物なんだとか。
案山子がカガシだとすると・・・ヤマカガシ=山の大蛇って事に・・・Σ( ̄□ ̄;)





さて、
猛毒を持つ蛇だといわれていますが、
元々とても大人しい蛇ですので
驚かしたりしなければかまれることはまず無いと思います(・`ω´・)

危険なのは、
第一に追いかけたり、捕まえようとする事。
ヤマカガシも生き延びるために必死ですので、
命の危険を感じれば飛び掛ってくることも考えられます。
また、無事捕まえれたとしても首から毒を飛ばす機関もあるそうなので、
やはり素人目で捕まえようとするのは危険です。

第二にお互いが気づかないこと。
ヤマカガシも人もお互いが存在に気付かなかった時、
足で踏んづけちゃったりしちゃうと・・・((((゜△゜;))))

自然生態園ではヤマカガシも普通に生活しています。
絶対に園路から外れないように歩きましょう(・`ω´・)
by mikenekohanten | 2006-06-04 22:36 | 昆虫・生き物他