【アギナシ】

7月6日 くもり


にゃんぱち はゆです♪



自然生態園をのんびりと歩いて、湿地の谷の方を回っていると・・・
なにやら不思議な形の葉っぱに白くてくるりんと巻いている花びら。

すごく可愛らしい花・・・これは"アギナシ"ッ!!!(☆▽☆)















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 【アギナシ】顎無
  北海道から九州まで日本全国の湿地帯に生息している多年草。
  浅い沼地や放棄された水田などでよく見られる。
  茎の上部に大き目の白い雄花が開き、根元に雌花が開く。
  種子のほかに、葉の根元に小さな球芽を付ける。

  似た種にオモダガがある。
  オモダカはV字に避けた葉の先が尖っていて、葉は比較的太く、また地下茎を持つ。
  アギナシは葉の先が丸みを帯び、地下茎は無く、葉の根元に球芽を付ける。

  名前の由来はその葉の形状から。
  芽が出た頃の葉は細長く、成長するに従いヤジリ型に変わってくる為、
  ヤジリの部分を顎(アゴ)に見立て、
  小さい頃は顎が無いオモダカという意味で"アギナシ"と名づけられた。

  オモダカ科
  学名:Sagittaria aginashi
  花期:夏~秋

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以前、アリさんの花便りでも紹介されたアギナシ♪
葉っぱの形はそちらで確認して見てください(・`ω´・)

 参照
  →自然生態園へ行こう の ブログ : 【アリさんの花便り・第10号】

アギナシとオモダカは非常にソックリで、よく同定を間違えられる種だそうです。
上では色々な特徴を記載していますが、
やはり一番確実なものは地下茎の確認とムカゴ(小球芽)の確認なんだとか(・`ω´・)



ちなみに、オモダカとアギナシを見分けるポイントの一つとして、
オモダカの名前の由来にもなっている葉の特徴があります。
オモダカは花より葉の方が背が高くなる為、
主(花)より葉が高いと言うところからオモダカと呼ばれます。
(葉を顔に見立て、顔が高い位置にあると言う説が一般的)

実はアギナシはどちらかと言うと葉より雄花の方が高い位置にあったりします♪
絶対と言う訳ではありませんが、同定のポイントとなりそうです(・`ω´・)