【マルバルコウソウ】

10月4日 はれ


にゃんぱち はゆです♪




この日、自然生態園を歩いていると、
"南の台地"の谷間で、見慣れぬ赤い花を見つけました。(・`ω´・)

しじゅうからさんや
植物に詳しいお友達の方々に同定していただいたところ、
どうやら"マルバルコウソウ"だと言うことが解ったのですが・・・

















【マルバルコウソウ】_a0059328_23515579.jpg



 【マルバルコウソウ】丸葉褸紅草・丸葉留紅草
  本州から九州にまで分布が確認されているアメリカ原産、帰化の1年草。
  夏から秋の頃にヒルガオに似た小さな鮮やかな赤色の花をつける。
  江戸時代末期の頃に観賞用として日本に持ち込まれたのだが、
  現在では殆ど栽培されておらず、野生化が進んでいるとい言う。

  ルコウソウに似ているが、
  本種の葉は丸みを帯び、切れ込みが無いため見分ける事が出来る。

  名前の由来は葉の形状から、
  ルコウソウの細い切れ込みの入った葉を褸々(事細か)に例え、
  鮮やかな紅色の花を咲かせることからルコウソウとし、
  本種の花はルコウソウに良く似ているのだが、
  葉に切れ込みは無く、丸い形をしているため、マルバルコウソウと呼ばれる。

  ヒルガオ科
  学名:Quamoclit pennata
  花期:夏~秋



【マルバルコウソウ】_a0059328_2357732.jpg

















この植物は自然生態園の中では記録が無かったもの。
一体どこに生えていたかと言うと・・・

【マルバルコウソウ】_a0059328_23594781.jpg


赤い花がマルバルコウソウですね。
そして、どこから生えているかを良く見てみると、
何と、"土嚢袋"の切れ目から茎を伸ばし生えていたのですっ!!!(・`ω´・)

つまり、
今までマルバルコウソウは自然生態園には無かったのだけど、
土嚢袋に詰め込まれた""に種が入っていて持ち込まれたということです・・・。



帰化植物の説明文書を読んでいると
多くの場合が「人の手によって持ち込まれた」ことを書いています。
例えば、シロツメクサなどがその良い例だと思います。
 →自然生態園へ行こう の ブログ : 【シロツメクサ】

こういった、
他の地の植物が人の手によって持ち込まれると言うのは決して他人事などではなく、
凄く身近なところで起きていることもあるのですね・・・(´・ω・`)