【ナガバノタチツボスミレ】

3月30日 はれ


にゃんぱち はゆです♪



さてさて、今回もスミレです♪
自然生態園の中で見られる5種類目のスミレ。

これが紫色の紋様が特徴なとってもキレイなスミレなんですよね(≧▽≦)

















その名も、ちょほいっと長いですが、【ナガバノタチツボスミレ】




でもでも、ちょっとまったっ!!!
これまでのスミレはこちらから♪

 自然生態園へ行こう の ブログ : 【スミレ】
 自然生態園へ行こう の ブログ : 【アリアケスミレ】
 自然生態園へ行こう の ブログ : 【シハイスミレ】
 自然生態園へ行こう の ブログ : 【ヒメスミレ】
















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 【ナガバノタチツボスミレ】長葉乃立坪菫
  本州から九州にまで生息が確認されているスミレ科の多年草。
  人里から山地の薄暗い場所を好むが、日当たりの良い場所にも見られる。

  *見分け方*
   花びらは濃い紫色が見られ、花の内部にいくほど白くなる。
   通常、側弁(花びら5枚の内、中央に対する2枚)は無毛。
   中央のシベは棍棒状をしている。
   根生葉(根元から出る葉)は心形をし、
   茎葉(茎から伸びる葉)は長披針形で長くなり、先が尖る。
   翼は見られない。
   裏は紫色を帯び、葉脈に沿って赤色の斑が入ることが多い。

  名前の由来には諸説あるのだが、一般的なものに
  スミレの花を真横から見たとき、大工道具である"墨壺"のように見ることから、
  "墨を入れるもの"として墨入れが転じて"スミレ"となる説である。
  また、他の由来に幾重にも入る花びらの脈が墨を水の上に垂らした時に生じる
  "墨流し"に見えることから、"墨を入れる"が転じてスミレとなった説や、
  その筋が"入れ墨"に見えることからスミレになったっと言う説もある。
  本種は坪(庭先)に咲くスミレということで名づけられたツボスミレに比べ株立ちし、
  株立ちするタチツボスミレに比べて葉が長く伸びるため、
  ナガバノタチツボスミレと呼ばれる。

  スミレ科
  学名:Viola ovato-oblonga
  花期:春



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1枚目の写真・・・ビオラの仲間のパンジーに似た色合(≧▽≦)
どちらかと言うと園芸品種に近い感じで派手派手ですよね♪

2枚目の写真では葉の裏側も確認できましたね♪
シハイスミレに負けないぐらい紫色をしています・・・

















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3枚目の写真では何と、側弁に毛が生えている事が確認できます♪
通常は毛が生えないそうですが、毛が生える固体もあると・・・
・・・となると、これは毛が生えた固体と言うことですね(`・ω・´)

中央のシベは今までのカマキリの頭のような形ではなく、棍棒のような形状です。

















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葉にはしっかり葉脈に赤い斑が入っていますね♪
名前の由来となった長い葉・・・
この写真では解かりません・・・

実は根生葉(根際から出る葉)は丸みの方が強いそうなのです・・・
そこで時間を置いてみると・・・
















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この写真を撮影したのは5月20日。
既に花も散っていますね。
葉の茎が大きくなって、葉の先が長細くなっています。
上の葉と同じ植物の葉とは思えないぐらいの変化です・・・

また、この写真からはもう一つの特徴が見て取れますね。
ナガバタチツボスミレは、これまで紹介してきたスミレと一つ違う点があます。
それは地上茎があること。

今までのスミレは地面から葉が生え、茎が伸びると花が咲いていました。
これは即ち、土の中に茎がある(地下茎)と言うことですね。

しかし、このナガバタチツボスミレは
地上の上に伸びた茎から枝分かれして葉が出ます。
上の写真をよ~く見てみると、茎が伸びて枝分かれして葉が出ていますよね
つまり、地上に伸びる茎(地上茎)があると言う事です♪
これまで紹介してきたスミレと明確に違う点の一つですね(≧▽≦)

















さてさて、スミレといえば面白い話が3つあります。

 1.閉鎖花。
 2.種の飛ばし方。
 3.アリとスミレの関係。

実は、この3つの面白い話が揃ったとき、
スミレが巧妙に自分の子孫を残そうとしている事が解かるのと同時に、
何故日本各地に50種類を超えるスミレがあるのかが解かるのです。





前回は1の閉鎖化のお話をしましたので、
今回は2の種の飛ばし方を♪
実はお友達のTanuさんが種を見た事無いということで、
ちょこっと探してみたのですが、見つからず・・・もう少し時間が掛かりそう・・・?

って事で、ホントは写真も添えて説明したかったのですが、
今回は写真なしで説明を(`・ω・´)






スミレの果実は熟してくると、真ん丸くぷくーと膨れ上がります。
そして、ある程度熟された頃に3裂し、パカっと、丁度三菱のマークのように開きます。
すると、中に詰まった種がポロポロと落ちるかと思いきや、

なんと、地面に落ちるのは数個・・・

一杯詰まっているのに残っているのは
三菱のマークのように開いた果実の皮にくっついたままなのです。

じゃぁその種はどうなるのか?

やがて、その三菱のマークのように開いた果実の皮が
それぞれエンドウマメの鞘のように3本に閉じて生きます。
しかし、種を包み込む様にではなく、
種をぎゅぅ~と弾き飛ばすように閉じていくのです。

イメージで言うと、
枝豆を摘むと中のマメが飛び出しますよね?
あのような行動を自分でやっちゃう訳です。

そして、ピンッと飛ばされた種は少しでも広い場所へ飛び子孫を残すのです。




さて、ここで考えなければならないのは
「何故、種を飛ばす必用があるのか?」です・・・

もちろん、植物は広く繁殖しようと、
イロイロな方法で種を遠くまで飛ばそうとするのですが、
スミレは自分の繁殖地を広げる以外に、
種を遠くへ飛ばさなければならない理由があるのです。



それは・・・前回、紹介した「閉鎖花」と強い関係が有ります。



閉鎖花で作った種はクローンと言えます。
前回にも紹介したとおり、

 自家受粉では確実に受粉を行なう事が出来るというメリットがあり、
 逆に、DNAが狭い範囲で濃くなる為、
 生態系的に弱い固体になってしまうデメリットがあります。

・・・と言うメリットとデメリットを持って居ます。

その中のデメリットに注目してみると・・・

この自家受粉した種を自分の周りに落とす事は、
新しい個体がそこから生まれてきても、
それは自分のDNAを持った固体と言うことになり、
その近くで昆虫による他家受粉が起こったとしても、
結果的に閉鎖花で種を作っているのと同じと言うことになっちゃいます。

ですから、スミレにとって、種は出来る限り遠くに飛ばすに越した事が無いのです。

遠くに飛ばせば、そこから新しい個体が生まれたとき、
その付近に居た別の個体があれば、新しいDNAを取り込むことが容易になります。
つまり、例え閉鎖花によるクローンであったとしても、
それを出来る限り有効に利用するために遠くへ飛ばす手法を取っているといえるのです!!!






文章、わかりづらいですね( ̄△ ̄;)ゞ
本当は種の写真を撮影したかったのですが、
今回は撮影できませんでしたので、種が撮影でき次第、記事にしたいと思います♪



では、
次回のスミレの記事で3.アリとスミレの関係。について説明しましょう(≧▽≦)