【キリウジガガンボ】

4月5日 はれ


にゃんぱち はゆです♪



自然生態園で田んぼが始まると、ちょっと気なる存在が出てきます。

それは稲の害となり得る存在。
害虫と呼ばれる虫たちです・・・。

















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 【キリウジガガンボ】切蛆蚊乃乳母
  日本全土に生息が確認されている、大型のガガンボの仲間。
  湿地帯を好む傾向にある。
  幼虫の頃は田んぼの米苗を食べるなどの害虫とされる。
  成虫の羽の前縁の色が濃く、
  体長が約2cm(羽根を含めるともう少し大きく)となる。
 
  蚊を大きくしたような姿をしているが、
  生態的には蚊ではなく、ハエの仲間である。

  名前の由来はその姿から。
  その姿が蚊を大きくしたような姿のため、
  "蚊の姥(かのうば)"と呼ばれていたのが訛り
  "ガガンボ"と呼ばれるようになったと言われる。
  本種は幼虫の頃にウジ虫を半分に切ったような姿をしていることから
  "キリウジ"と言う名前が付いた。

  ガガンボ科
  学名:Tipula aino
  別名:カトンボ、アシナガトンボ
  出期:初夏と初秋



【キリウジガガンボ】_a0059328_22365792.jpg

















もちろん、「害」を定めたのは人で彼らは一生懸命生きているだけです・・・。
それと同じく、人も一生懸命に生きているからこそ、
自らの「害」になり得る存在を定めるのでしょう。

自然保護を訴える人の中には
人は自然対して謙虚であるべきだ」と言う方が居ますが、
果たして・・・この世の中に・・・

自然に対して謙虚である生き物

そんなものが本当に居るのでしょうか・・・



一生懸命に一生を生きていれば、「謙虚」である事なんてできません。
一生懸命に生きる上で、相手を理解し共に生きる。
それは"自然"では無く、飽く迄"相手"だと私は思うのです。

そもそも、謙虚なんて言葉は本来「自分と同等か自分より下等な相手に対し、
 相手を認め、自分の地位に驕る事無く、控えめである」と言う意味です。
自然に対して謙虚であれ・・・なんて。
「人間が自然より勝っている」と裏を返して言っているようにしか聞こえません。

「謙虚」と言う言葉は、人が定めた「ルール」でしかないと言えます。
これは人が自分を守るために定めた「ルール」なのです・・・。(`・ω・´)

















さて、キリウジガガンボの幼虫は苗の根を食べてしまいます。
なので、田んぼを行なう人から嫌われる存在、
すなわち人から見て「害虫」であるという事になります(´・ω・`)

なので、彼らが田んぼの周りで飛んでいると
どうにか苗を守る方法が無いか・・・と考えてしまいます・・・





しかし、田んぼを守る方法は実は近くにあったんです・・・
それは・・・

100%を目指さないと言う考え方。

また、機会があればどこかでこのお話を(`・ω・´)
by mikenekohanten | 2007-04-05 22:14 | 昆虫・生き物他