【ツボミオオバコ】

5月20日 はれ


にゃんぱち はゆです♪





自然生態園をのんびりと歩いていると、
南の台地になにやら植物の群生を確認する事が出来ました。

最初見たときに「うん? なんだこれ?」と言う違和感を受け、
翌々見ると、草地に大群落を作っているのです・・・

















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 【ツボミオオバコ】蕾大葉子
  本州から九州にまで分布が確認されている北アメリカ原産帰化の越年草。
  日当たりの良い、乾燥した荒地を好む。  
  葉は全て根生葉でロゼット状になるが、花期にはやや立つ。
  全体的に白い毛が密生して生える。
  花茎は立ち、穂状に花を付ける。
  また、雌性先熟である。

  名前の由来は花の形状から。
  花茎から穂状に花を付けるが、花が小さくはっきりと見えない事や
  花冠が殆ど開かない、閉じている事が多いことから、
  蕾のオオバコという意味でツボミオオバコと呼ばれる。

  オオバコ科
  学名:Plantago virginica
  別名:立大葉子(たちおおばこ)
  花期:夏



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1枚目の写真・・・
これを見つけたときはビックリしちゃいました。
慌てて調べてみると、どうやらツボミオオバコと解かり、
北アメリカ原産の帰化植物である事も(`・ω・´)

【ツボミオオバコ】_a0059328_20492654.jpg


毛が多いと言われるツボミオオバコ。
確かに全体的に密生した毛を確認する事が出来ますね。

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オオバコは多年草で毎年同じ場所から出てきて
徐々に生息地を広げると言う特徴があります。
多年草は根っこが残っていたら翌年も同じ場所から出てくるので、
子孫を残し増える事を目的としながら、
その地に根をしっかりと下ろして来年に備えるのですね。

それに対し、
ツボミオオバコは越年草(1年草)で一年で枯れてしまう特性を持っているため、
子孫を繁栄させる事を重視しているように見えます。
根っこを下ろしてもその歳に枯れてしまい、翌年は種から芽生えます。
つまり、子孫を増やすためには、沢山の種を作る必要があるのですね。
その為、1枚目の写真のように、ふらっとやってきて
周りに敵対する植物が居なければ、群落を作る事が多々あるのだとか・・・。

なるほど・・・(´・ω・`)