【ツルアリドオシ】

5月28日 はれ


にゃんぱち はゆです♪





自然生態園の南の谷。
その上手にある薄暗い雑木林の中で
初夏の頃に小さな植物のツルアリドオシが花を咲かせます。

















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 【ツルアリドオシ】蔓蟻通
  日本全国に分布が確認されている、アカネ科の多年草。
  日陰の斜面で落ち葉のたまりにくいような場所を好む。
  茎は蔓のように地面をはって伸びる
  白い毛を密生させた小さな白い花を2つ咲かせる特徴がある。
  通常は白い花を咲かせるが、稀に桃色かかる事がある。

  名前の由来は、
  茎に鋭いトゲのある低木の名前が
  そのトゲがアリを通す(突き刺す)というところからアリドオシと呼ばれ、
  そのアリドオシに似た花を咲かせる、ツルのように伸びると言う意味で
  ツルアリドオシと呼ばれる。
  ちなみに、ツルアリドオシにはアリを通すトゲは無い。

  アカネ科
  学名:Mitchella undulata
  別名:一両
  花期:夏



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ツルアリドオシは去年も可愛く咲いているのを確認しました♪

 →自然生態園へ行こう の ブログ : 【ツルアリドオシ】

この時に、1両の話をしましたが、
今回はその1両に見立てられた実のお話。





この、ツルアリドオシの花の写真を良く見ると、
必ず、2つの花が双子のように付いていることが解かります♪
つまり、ツルアリドオシの花は先に2つの花を1対として咲かせるのですね(*´▽`*)

【ツルアリドオシ】_a0059328_21515560.jpg


これはツボミですが、先っぽに2つのツボミを仲良くつけていることが見て取れます。



普通、植物は花が枯れた後に、その付け根に実を付けます。
ツルアリドオシも例外なく実を付けるのですが、
2つの花の付け根がガクの先でくっついているため、丸い1個の実になります♪

と言っても、見た目は1個の実に見えますが、
実際には2つの実が1つに合着しているだけだったりします♪
見事、1個の実のように見えるのですっ!!!

何故、花を1対で咲かせるのか。
果実が合着するのか。
不思議ですね(≧▽≦)



そうそう、肝心の実ですが、
残念ながら、去年、赤い実を撮影するのを忘れていました( ̄△ ̄;)ゞ
これは今年の課題っ!!!