【コオニヤンマ】

6月12日 はれ


にゃんぱち はゆです♪





初夏になり、随分とトンボの種類が確認できるようになってくると、
自然生態園は、まさにトンボ天国と言った様子を見せてきます(≧▽≦)



黄色と黒色の勇気の印を持った虎紋様の大型のトンボと言えば、
すぐに思いつくのはオニヤンマかもしれませんが、
今回紹介するのは、そのオニヤンマにそっくりなコオニヤンマです♪

















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【コオニヤンマ】子鬼蜻蛉
 日本全土で分布が確認されている大型のサナエトンボの仲間。
 やや光の入る、低山地の川やため池などを好む。
 サナエトンボ科の中では日本最大種で、8cm~10cm程度になる。
 体の大きさに比べ、頭部が小さく、目は離れ、後ろ足が長い特徴を持つ。
 初夏の頃に羽化をはじめ、夏の間、観察する事が出来る。

 名前の由来は、その姿から。
 大型のトンボの種をヤンマと呼び
 鬼のパンツのような虎模様からオニヤンマと呼ばれる種があるが、
 本種はその種に似ていて小柄であるため、コオニヤンマと呼ばれる。

 サナエトンボ科
 学名:Sieboldius albardae
 活期:夏



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ヤンマと呼ばれるため、ヤンマ科を想像しがちですが、
サナエトンボ科の仲間です♪
ただし、「ヤンマ」と言う単語は元々「大型のトンボ」と言う意味があるため、
名前の付けられ方自体は問題なしですよね(*´▽`*)

飛んでいる姿はオニヤンマと勘違いするほどそっくりですが、
止まっている姿を見ると、随分と違いが解かりますね。

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オニヤンマとコオニヤンマではとても違和感ありますが、
私が感じる大きな違和感は2つ。

まずは止まり方。
オニヤンマは植物にぶら下がるように止まるのに対し、
コオニヤンマは平坦な面に止まる傾向にあります(`・ω・´)
上の写真でも平坦な面に止まっていますよね。

さらに、体に比べて頭部が小さいため、
これも、オニヤンマに比べてとても違和感を感じる姿ですよね。

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オニヤンマが植物にぶら下がるように止まるのはどうしてかと考えると、
体が非常に大きなオニヤンマはコオニヤンマのように平坦な面に止まると、
体が重たくて、腹部の先っちょが地面に付いてしまいます。

トンボの腹部(尻尾)の先っちょはどうやら大切な部位らしく、
ほぼ全てのトンボが腹部の先っちょを地面に付けたりすることは無いですよね。
少なくとも、私は見たことが在りません。
恐らくは、生殖器などの大事な部分を保護するためだと思うのですが・・・。

つまり、ヤンマは大きな体の腹部の先を地面に付けない状態を維持するため、
ぶら下がる方法を取ったと考える事が出来ます。



けれど、コオニヤンマもオニヤンマに及ばずながらも大型種です。
普通に考えれば植物などにぶら下がった方が楽なようですが、
コオニヤンマはぶら下がると言う進化はしなかったようで・・・

実はコオニヤンマの特徴の1つに、後ろ足が極端に長いと言う点があります。
先にオニヤンマが何故植物にぶら下がるようになったのかを考えると、
その進化の過程が見えてきそうですよね。

コオニヤンマはぶら下がる方法を選ばず、後ろ足を長く伸ばし強くする事で
体のバランスを効率よく支える進化を取ったといえます。
もしかすると、体の大きさに比べて頭が小さいのも
実はバランスの関係なのかも知れませんね(ФωФ)






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by mikenekohanten | 2007-06-12 00:11 | 昆虫・生き物他