【ヒロハスズメノトウガラシ】

8月13日 はれ


にゃんぱち はゆです♪



さて、前回に紹介したエダウチスズメノトウガラシですが、
自然生態園で見られるスズメノトウガラシ
 どうやらエダウチトウガラシのようだ
」と記載していました(`・ω・´)

 →自然生態園へ行こう の ブログ : 【エダウチスズメノトウガラシ】

ところが、ところがっ!!!
写真とにらめっこしていると・・・
なんとも、ヒロハスズメノトウガラシも中に混じっているようなのですっ!?!?
















【ヒロハスズメノトウガラシ】_a0059328_23502441.jpg



【ヒロハスズメノトウガラシ】広葉雀之唐辛子
 本州から九州にまで分布が確認されているゴマノハグサ科の1年草。
 水田の畦などのやや湿り気のある場所を好む。
 茎は分枝し畦に広がり、小さな薄紫の花をつける。

 本種は近年、
 エダウチスズメトウガラシとヒロハスズメノトウガラシの
 2種に分類訳されるようになった。
 一般的にエダウチスズメノトウガラシは
 葉が狭くて基部が細くなり、先が尖る傾向にあり、
 花は3裂する下唇中央の裂片が長くなる傾向にあり、花柄は短いのに対し、
 ヒロハスズメノトウガラシは葉がやや広くヘラ状になる傾向にあり、
 花は3裂する下唇中央の裂片が短くなる傾向にあり、花柄は長くなると言う。

 名前の由来は名前の由来はこの植物になる実から。
 実の形が長細く、唐辛子のように見えるのだが、アゼトウガラシと区別するため、
 "雀が食べる唐辛子"という意味でスズメノトウガラシと呼ばれ、
 本種はその仲間でも葉が丸みを帯びヘラ状になる傾向にあることから、
 広い葉を持つと言う意味でヒロハスズメノトウガラシと呼ばれる。

 ゴマノハグサ科
 学名:Lindernia antipoda (L.) Alston var. verbenifolia (Colsm.) Ohba
 花期:夏~秋



【ヒロハスズメノトウガラシ】_a0059328_2354893.jpg

















今回撮影した写真では、
アゼトウガラシエダウチスズメノトウガラシが混生していて、
固体の葉が確認できませんから
花以外の情報から見分けることは出来ません・・・( ̄△ ̄;)ゞ


・・・が、先の記事で紹介したエダウチスズメノトウガラシ
明らかに違う花柄の長さが見て取れます。
エダウチスズメノトウガラシは花のすぐ下に葉(苞葉)がありますが、
今回紹介したヒロハスズメノトウガラシには、花のすぐ下に葉がありません。

また、去年の写真なども洗いなおして見ましたが、
花の色が白に近い固体ほど花柄が長い(ヒロハ?)で
花の色が紫がかる固体ほど花柄が短い(エダウチ?)のようでした。

花の色に関しては、自然生態園の固体にのみ言えることかも知れませんので、
ここではtagを赤/紫/青色の花しています・・・(`・ω・´)