【クサギ】

8月15日 はれ


にゃんぱち はゆです♪



先日、臭い匂いの代表とも言える草としてヘクソカズラを紹介しました。

 →自然生態園へ行こう の ブログ : 【サオトメソウ】



今回は、ヘクソカズラと同じく、臭い匂いの代表とも言える木、クサギをご紹介(*´▽`*)
















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【クサギ】臭木
 日本全土に分布が確認されているクマツヅラ科の落葉低木。
 日当たりの良い山の麓などを好む。
 夏ごろに枝先に特徴的なつぼみを付けて
 萼先が5枚に裂け平たく開き、白い花を咲かせる。
 秋ごろには真っ赤になったガクと紺色の実を付ける。
 葉は大きく厚みがあり、特徴的な匂いを発する。

 若い葉は食用になるほか、根葉は生薬にもなり、
 深青色をした実は草木染めに使われ、鮮やかな浅黄色を出す。

 名前の由来は葉の香りから。
 特徴的な匂いがする為、
 "臭い木"からクサギと呼ばれるようになったと言う。

 クマツヅラ科
 学名:Clerodendrum trichotomum
 別名:山空木(ヤマウツギ)
 花期:夏



【クサギ】_a0059328_2385344.jpg

















臭い木という意味合いでつけられた木ですが、
実は私はあまり臭いとは感じないです。

とても特徴的な匂いがあるため昔は特徴的な匂いを「クサギ」としたようですが、
お友達のあそ美さんから
ピーナッツバターの匂いがしない?」と言われて以来、
ピーナッツバターの甘い匂いにしか感じなくなってしまい、
別段"臭い"と感じなくなってしまったのです♪

【クサギ】_a0059328_23171984.jpg


3枚目の写真を見ると少し面白い事が解かります♪

クサギの花の特徴と言える雄しべと雌しべ。
花から長~く伸びているのが解かりますよね♪
4本の長い雄しべと、1本の長い雌しべ
これが凄く特徴的な形状をしているのですが・・・

つぼみが開いたばかりの時は、雄しべが高い位置にあり、
雌しべが低い位置にあります。
つまり、自家受粉しないための知恵と言えますね。

そしてさらに、中ごろの時期になると、雄しべと雌しべの高さが逆転して、
雌しべた高い位置にあり、雄しべが低い位置にきます。
昆虫による受粉を少しでも受け易くするための知恵ですね。

たったこれだけの事ですが、
効率良く子孫を残すための知恵だといえます・・・

とても面白いですね(≧▽≦)