【オトコエシ】

8月15日 はれ


にゃんぱち はゆです♪



秋の七草の1つにオミナエシと呼ばれる花があります。
残念ながら、自然生態園でオミナエシを見た事は無いんですが、
その代わりにオミナエシの対照として言われるオトコエシを発見したのでご報告♪

















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【オトコエシ】男郎花
 日本全土に分布が確認されているオミナエシ科の多年草。
 山野のやや明るい日陰を好む。
 花は白く、球形にかたまって咲く。
 葉は地際で大型の羽状複葉で、
 上部になるにつれ、切れ込みが無くなり単葉になる。
 茎の下部には白い毛が多く見られる。
 果実は秋の頃になり、翼状の小苞がある。

 名前の由来は花の形状から。
 似た種にオミナエシと言う種があるが、こちらの名前の由来が
 やや黄色く色付いた花の色が「粟飯」のように見え、
 古い昔は粟飯を女性が食べる飯を
 「おみなめし」と言った事からオミナエシと呼ばれたのだが、
 本種はそのオミナエシに似て花の色が白いため、
 男が食べる飯という意味で「オトコエシ」と呼ばれる。

 オミナエシ科
 学名:Patrinia villosa
 別名:とちな
 花期:夏



【オトコエシ】_a0059328_0134069.jpg

















別名はトチナ。
名前の由来はハッキリと解かりませんが、
「菜」が付く植物は基本的に食用になったと言われることから、
オトコエシも、昔は食用とされていた事が解かります(`・ω・´)

面白いのが名前の由来。
初めて知ったのはお友達のブログでした。
その時ふと思ったのが、オトコエシとオミナエシが対では無い事。
辞書などにはオミナ(女)の反対語がオキナ(翁)で
オトメ(乙女)の反対語がオトコ(男)と書いてあるのです・・・
かと言いつつも「おとこ」「おとめ」もまた、老男老女を指す事もあるそうで・・・

また、粟飯が女性の食べ物で白飯が男性の食べ物なんて、
当時の男尊女卑の風潮が解かる言葉とも言えます。
そして、そんな時代の環境が、
サラリと植物の名前に使われているのも、妙な感じですね(´・ω・`)