【クロスジギンヤンマ】

5月15日


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にゃんぱち はゆです♪















ヤンマ科やトンボ科の羽化って言うと、普通は薄暗い夜中に行われます。
羽化から羽根が乾くまでの間は動くことができません。
そのため、天敵がもっとも少ない時間帯を選んで羽化をするんですね。

そして、羽化したトンボは夜明けごろにおおよそ飛び立てるようになります。















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【クロスジギンヤンマ】黒条銀蜻蛉
 本州から吸収にまで分布が確認されているヤンマ科の仲間。
 平野部から低山地のやや薄暗く小さな止水池を好む。
 成体は初夏に飛翔する姿が見られる。
 産卵は止水池などの浮葉植物。
 越冬はヤゴ、肉食。
 
 成体の体長は約7cm程度。
 複眼は大きく接する。
 ♂の胸部には2本の黒条が見られ、腹部の斑紋は明青色をする。
 ♀の胸部には2本の黒条が見られ、全体的に薄い緑色をする。

 似た種にギンヤンマがある。

  ギンヤンマ
   ・胸部に黒条は見られない
   ・活動季節は夏(初夏から晩夏)
   ・開けた止水池を好む
   ・産卵はオスメスがつながったまま行う

  クロスジギンヤンマ
   ・胸部に2本の黒条
   ・活動季節は夏(晩春から初夏)
   ・やや薄暗い止水池を好む
   ・産卵はメスのみで行う

 名前の由来は形状から
 「ヤンマ」とは大型のトンボと言う意味。
 諸説はあるが、古名「エンバ」が転じた説が一般的である。
 「ギンヤンマ」は腹部に銀紋が見られることに由来し、
 本種はギンヤンマに似て胸部に黒条が2本あることから
 クロスジギンヤンマと呼ばれる。
 *クロスジギンヤンマには腹部の銀紋は無い

 ヤンマ科
 学名:Anax nigrofasciatus nigrofasciatus
 活期:夏



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羽化したばかりで、ヤゴも回収していないため、いわゆる同定はできていません。
ただ、このヤゴが羽化していた環境が、
5月中旬であること、薄暗い林縁の小さな池であること、
クロスジギンヤンマが毎年沢山目撃される場所であることなどから、
本種をクロスジギンヤンマとしました。
(よおっく見れば、胸部の黒条もあるようにみえたり!? ・・・も)


ちなみに、撮影した時間は12時30分ごろ・・・
この頃になっても羽根を乾いていないところを見ると・・・
羽化に寝過ごしたかっ!?















ハガキサイズの用紙に印刷して、ファイルに閉じて、フィールド図鑑に活用しよう♪
*商用の利用は禁止です。

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by mikenekohanten | 2009-05-15 17:48 | 昆虫・生き物他