カテゴリ:植物・春・赤/紫/青色の花( 44 )

5月24日 はれ


にゃんぱち はゆです♪





以前、5月11日の記事でヒナギキョウをご紹介しました(ФωФ)

 →自然生態園へ行こう の ブログ : 【ヒナギキョウ】

このヒナギキョウには似た種の花が2種あります。
その一種が今回ご紹介いたしますキキョウソウなのです♪

















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 【キキョウソウ】桔梗草・段々桔梗
  本州から九州にまで分布が確認されている北アメリカ原産帰化の一年草。
  春から初夏にかけて葉腋に数多くの蕾を付ける。
  花はいくつか開花するが、閉鎖花のままの蕾も多い。
  茎は根元で枝分かれする。
  葉はハート型で鋸歯があり、互生で、葉柄はなく、茎を巻き込む。

  元は観賞用として日本に入り、それが野生化したものだと思われる。

  似た種にヒナキキョウソウ、ヒナギキョウと呼ばれる種があるが、
  花の開花時期、本種が数多く花を咲かせるのに対し、
  ヒナキキョウソウ、ヒナギキョウ共に、茎の先に1つだけ花を咲かせるため、
  容易に識別する事が出来る。

  名前の由来は、その花の形状から。
  キキョウ科に属する桔梗色の花を咲かせるため、
  キキョウのような花を咲かせる草と言う意味でキキョウソウと呼ばれる。
  また、別名の段々桔梗はいくつかの花を段々に咲かせるためにそう呼ばれる。

  キキョウ科
  学名:Specularia perfoliata
  別名:段々桔梗
  花期:夏



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以前の記事のヒナギキョウと見比べると、違いは一目両全ですよね。
花の数や茎の葉の形状など、全然違う事がわかります♪

こうやって並べてみると、花の色も、
キキョウソウが濃く、ヒナギキョウは非常に薄い感じがしますよね。
花期にも違いがあり、キキョウソウは短い期間で5月~6月ごろまで(長くても7月)
それに比べヒナギキョウは8月になってもまだ咲いているのを目にします♪





面白い特徴なのは、キキョウソウの閉鎖花。
以前にスミレの記事で閉鎖花の話を少ししたのだけど、
キキョウソウの閉鎖花も凄く"知的"に活用されています。

スミレの場合はまず先に花を咲かせて昆虫による受粉を行ないます。
春の早い時期は、まだ他に蜜を出す草が少ないため、
早い時期に花を咲かせることで、効率良く虫に花粉を運んでもらうのですね。
その後、花期が終わりに近づくにつれ、他にも多くの花が増え、
昆虫たちが花粉を運ぶ量が減り始めたら閉鎖花を作り、
確実な自家受粉で子孫を残す方法です。

しかし、キキョウソウの閉鎖花はスミレと順序が違います。
まず、キキョウソウは閉鎖花を作り始めます。
土地の栄養がある時期に、まずは確実に自分の子孫を残すのです。
その後で花を咲かせて他の株との花粉の交配を行なうわけですが、
順序はスミレとまったく逆ですね。

でも、これにも植物の"知恵"を想像する事が出来ます。
キキョウソウが作る閉鎖花は主に茎の下側。
逆に通常の花は茎の上の方に付けます。
つまり、先に育つ下の方の花は地面に近い。
地面に近い面は背の低い草も多く居るでしょうから、花を咲かせても競争率が高く、
また、他の昆虫に気づかれにくい。
咲かせずに自家受粉したほうが効率が良い。
茎が伸びて背が高くなったら、地面から離れた分、他の植物との競争率は低くなり、
昆虫たちにも目立つので先の方に花を咲かせる。

キキョウソウの花もちゃんと"知恵"があります。
雄性先熟と言う、雄しべが先に熟して花粉を飛ばし、
後から雌しべが熟して花粉を受け取るようになります。
この雄性先熟はもちろん自家受粉しない為の"知恵"です。
先に閉鎖花でこれでもかと言う程、自家受粉しているわけですから、
花を咲かせてまで自家受粉してしまうと、色んな面で損な訳ですね。





植物の"知恵"は想像すればするほど、
納得させられ、面白く感じ、生き抜くための(生き抜いてきた)力強さを感じます♪
5月7日 はれ


にゃんぱち はゆです♪



5月のGW(ゴールデンウィーク)が過ぎて、
国営讃岐まんのう公園の賑わいも落ち着きを持ち始めたころ。
ふと高く聳え立つキリの枝に花が咲いているのを見つけました(≧▽≦)
















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 【キリ】桐
  日本各地で植栽されているゴマノハグサ科の落葉高木。
  幹は大きくなり、10mに達する。
  幼木には巨大な葉が付く事があり、
  葉には多くの毛が密生し、手触りが面白い。
  晩春の頃に淡紫色で6cmほどの大き目の花を付ける。

  桐は非常に軽く、割れなども起こりにくい他、
  耐火、不吸湿と言う特徴もあるため、高級材木として利用されてきた。

  名前の由来はその特徴から。
  その昔は、娘が生まれたらキリを家に植え、
  娘が嫁に行く頃には大きく育ち、嫁入り道具の材料として利用されていた。
  やがて切ってしまう樹木であると言う意味からキリと名づけられた説がある。
  また、2年目ほどの幹を切り、萌芽更新したものは切らないものより、
  元気良く育つ性質があるため、
  一度切ると言う意味でキリと呼ばれた説もある。

  ゴマノハグサ科
  学名:Paulownia tomentosa
  花期:春



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娘が生まれたら、庭に植えて育てると言う風習は有名ですよね。
でも、今それをやってる家庭ってあるのかな・・・?

成長は非常に早いと思います。
私が始めて自然生態園に出会った2年前、
丁度私の背の高さぐらいのキリがあったのですが、
今では、4倍以上の高さになってしまいました・・・
これだけの成長の早さを見ると、なるほどとうなづけます。

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キリという植物はキリ科と別ける事もあるそうですが、
一般的にはゴマノハグサ科に分類されます。

そこで・・・「ん?」と思ってしまう訳です。





私は、植物などの知識を得るのに、身近な草から入ったものですから、
ゴマノハグサ科と聞くと、物凄く小さな、
あの花たちを思い出しちゃうんですね( ̄△ ̄;)ゞ

  自然生態園へ行こう の ブログ : 【オオイヌノフグリ】
  自然生態園へ行こう の ブログ : 【トキワハゼ】
  自然生態園へ行こう の ブログ : 【キツネノマゴ】
  自然生態園へ行こう の ブログ : 【マツバウンラン】

などなど・・・



だから、こんなに大きいと妙な違和感を感じちゃうわけです( ̄△ ̄;)ゞ

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でも、花の形だけ見ると、
ゴマノハグサ科って言うのも、納得できちゃったりとか(`・ω・´)
4月28日 はれ


にゃんぱち はゆです♪



自然生態園を春の彩りに変えるのはやっぱり、オンツツジでしょうか。
今年はオンツツジを含め、
ツツジの仲間の木々の花は数が少なかったように感じます。

















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 【オンツツジ】雄躑躅
  本州から九州にまで分布が確認されているツツジ科の落葉低木。
  日当たりの良い山地を好む。
  春の暖かな頃に朱色の際立った美しい大型の花を咲かせる。

  ツツジの名前の由来は、花の形状から。
  花が筒状に咲くために、"筒咲き"が転じた説がある。
  そのツツジの仲間の内、
  フジツツジの別名であるメンツツジは藤色をし、女性的なのに対し、
  本種はオンツツジは大きく際立った色の花を咲かせるため
  互いを比較し"雄"と"雌"の名をつけ、
  大型の花を付ける本種をオンツツジと呼ぶ。
  また、漢字で書かれる躑躅は漢名である"羊躑躅"から当てられたもので、
  ツツジの仲間には毒のあるツツジの種があり、
  羊がその植物に近づくのを躑躅(躊躇う)姿をみて名づけられたと言われる。 

  ツツジ科
  学名:Rhododendron weyrichii
  別名:ツクシアカツツジ(筑紫赤躑躅)
  花期:春



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開園した当初は沢山見られたツツジも年々数が減っているそうです。
それに加えて、今年はツツジ科の裏年だったのか、
花もあまり多くは見られませんでした(´・ω・`)

こんなにキレイな花で、
際立った朱色で里山を染めるため、
里山では、桜よりも春を知らせる木として知られています(≧▽≦)

また、満開の自然生態園を見てみたいですね(ФωФ)





ところで、2枚目の写真は偶然撮れた写真です♪
どうやら低速シャッターを切りながらズームを行なうと
こういった写真が撮れるのだとか。
そこまで計算しながら撮影していませんでしたが、
なにやら面白い効果が付いちゃいました(≧▽≦)
4月26日 はれ


にゃんぱち はゆです♪



前回紹介した、シロツメグサの別名はハナゲンゲ

では、今日は花では無いゲンゲの紹介です(゜∇゜)!?
















と言うのはウソで、ゲンゲの紹介です(*´▽`*)
















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 【ゲンゲ】紫雲英
  日本全土に分布が確認されている中国原産、マメ科の越年草。
  やや日当たりの比較的良い周りに背の高い草の少ない草地などを好む。
  春の頃に淡い紫色の花を一列に輪生して咲かせる。  

  マメ科の植物には空中窒素の固定能力を持つ。
  これは根に根粒細菌を強制させているためで、
  また大豆などにも言えるようにタンパク質も豊富であり、
  こういった特性からその昔は緑肥として利用されていた。
  田んぼなどにゲンゲが一面に咲き誇るのは、
  そう言った利用目的で秋の頃に種を撒いていた為であり、
  近年そう言った田んぼが少なくなったのはゲンゲに変わる化学肥料が
  より多く利用されるようになってきたためと言われる。

  名前の由来は諸説があるのだが、
  一般的に言われているのは花の形状から。
  花が連なって咲く姿から蓮を想像するため、
  "蓮華"と呼ばれるようになったといわれる説がある。
  また、漢名としてある翹揺を音読みでゲンゲと読んだという説も残る。
  漢字では紫雲英と書くが、ゲンゲ畑の姿を紫色の雲に見立てて
  "紫の雲の花(英)"と言う漢字が当てられている。

  マメ科
  学名:Astragalus sinicus
  別名:蓮華草(れんげそう)
  花期:春  



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標準和名では一般的にゲンゲと呼ばれています(`・ω・´)
これは漢名である"翹揺"の音読みからだと言われますが、
別名の蓮華草とも音が似ていますね。

どちらが先に言われ始めたことか解かりませんが、
翹揺 → (音読みで)ゲンゲ → (訛って)レンゲ → レンゲソウと変化したと
そう考えた方が自然に感じますね。

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ゲンゲは花が一列に輪生するわけですが、
シロツメグサはそれが何重にも花が咲いていきます。
花の形も同じマメ科なので、良く似ています。

なるほど、シロツメグサの別名がハナゲンゲと言うのも良く解かりますね(*´▽`*)
4月26日 はれ


にゃんぱち はゆです♪



今回ご紹介するお花はキツネアザミちゃん(≧▽≦)
実は昨年も紹介した事のある植物だったりします♪

















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 【キツネアザミ】狐薊
  本州から九州にまで生息が確認されているキク科の越年草。
  原産地は中国と言われ、史前帰化とされている。
  日当たりのより、空き地や畑の畦などを好む。
  秋の頃に芽生え、ロゼット状で冬を越し、春にアザミに似た花を咲かせる。

  名前の由来はその生態から。
  一見、アザミの花のように見えるが、
  アザミの特徴でもあると言えるトゲが無いことから、
  「まるでキツネに騙されたようだ」と言う意味合いでキツネアザミと呼ばれる。

  また、逸話には猟師に追われたキツネがアザミに化けたが、
  化け損ねてトゲまで変化できなかった、と言うものが残る。

  キク科
  学名:Hemistepta lyrata
  花期:春



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さて、
何でも、四国はタヌキ王国と言われるぐらいにタヌキの勢力が強いとされています。
映画の平成タヌキ合戦ぽんぽこでも、四国のタヌキが沢山出てきました(≧▽≦)

以前、このキツネアザミの記事を書いたときに
ブログのお友達のCajonさんから教えていただいたのですが、
実は香川県(四国)にはキツネは居ないとされているんです♪

と言うのも、
まんのう池ともゆかりの深い弘法大師様が
タヌキとキツネの争いを見て、
悪戯ばかりするキツネを本土に追い出しちゃったそうで
そのため、四国にキツネが居なくなっちゃったとか。

でも、弘法大師様も鬼ではありません。
「四国に"鉄の橋"が掛かることがあったら、それを渡って帰ってきなさい」
・・・なんて事を言ったとか、言わなかったとか。

瀬戸大橋が建って、随分経っちゃってますから、
きっと香川県にも沢山キツネが戻ってきてますよね(≧▽≦)
そして、みんなキツネアザミに化けてるんです♪
4月19日 はれ


にゃんぱち はゆです♪





今年の春こそは絶対に撮影したい・・・と思っていた植物があります。
それが今回紹介するショウジョウバカマ。

実は去年の春にお友達から、
「自然生態園でショウジョウバカマが咲いているよ」と聞いていたのですが、
あっちを撮りたい、こっちを撮りたい、としているうちに、撮り損ねていて・・・


あれ? そう言えば、ショウジョウバカマ撮ってないなぁ・・・なんて思って
数日後に「どのあたりに咲いていたっけ?」と友達に尋ねてみたら、
「もう、枯れているよ?」と言う返事を受けてショックだったのでした( ̄△ ̄;)ゞ

















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 【ショウジョウバカマ】猩々袴
  日本全土に分布が確認されているユリ科の多年草。
  低山地の湿った場所を好む。
  花の色には紅色から淡紅色、淡紫色まで個体差がある。
  葉は光沢がありヘラ状で重なり袴になり、
  地面でロゼット上に広がり、常緑。
  
  名前の由来はその花の色から。
  鮮やかな紅色を妖怪の猩々(オラウータンとも)に例えたとされる。
  また、能の演目の一つに「猩々」と言うものがあり、
  全身を赤く染めた役者が舞うのだが、
  花を赤い髪、葉を幾重に重なる袴に見立て
  ショウジョウバカマと呼ばれると言う。

  ユリ科
  学名:Heloniopsis orientalis
  花期:春



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ってことで、
今年は随分前から、まだ咲かぬか、と固体を確認していたので、
しっかりと花を撮影する事が出来たのです(*´▽`*)

猩々は真っ赤な酒好きのサルという伝説上の生き物で
モデルはオラウータンじゃないか? と言われているそうです。
イロイロな昆虫などでも真っ赤な種に
ショウジョウと名前を付ける事が知られていますね。

そのため、赤色の花を猩々に見立てたと思われていますが、
どうにも、色の変化が激しいこの花。
しかも、真っ赤な花なら他にもありそうですよね。
私個人としては、このショウジョウバカマの花の形状を
能の猩々で被る鬘に見立てたのではないか? と思っています(`・ω・´)
2枚目の写真とか、横を向いているように見えませんか?(≧▽≦)
4月19日 はれ


にゃんぱち はゆです♪



今回ご紹介する花はマツバウンラン。
自然生態園でなくても、市街地などでチョコチョコ見かけることがある花です。
荒地などで一杯見かける事がありますよね(`・ω・´)
















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 【マツバウンラン】松葉海蘭
  本州から九州にかけて分布が確認されている、アメリカ原産の越年草。
  日当たりの良い場所を好む。
  細い茎は乾燥に強く、競争相手の少ない乾燥した荒地などで
  効率良く分布を広げている。
  
  似た種にオオマツバウンランと呼ばれる種があるが、
  マツバウンランに比べ、花が大型で、距が長く、
  花の中央部にまで紫条が多く入る特徴から識別することが出来る。

  名前の由来はその形状から。
  海岸の砂浜などに咲く蘭に似たウンランと呼ばれる花に似て、
  茎が細く、松の葉を想像させる事から、マツバウンランと呼ばれる。

  ゴマノハグサ科
  学名:Linaria canadensis
  花期:春



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外来種ですから、あまり繁殖しないで欲しいと思う反面、
空き地で群生してる姿を見ると、ちょっと幻想的に・・・。

2枚目の写真を見ると、
細い茎の天辺に紫色の花を付けるものだから、
紫の霞が掛かったように見えてキレイなんですよね♪