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12月23日 くもり


にゃんぱち はゆです♪



冬の山を荒らす怪物。
自然生態園では、少し遠慮してもらいたいのがイノシシ

田んぼのような浅い水溜りはヌタバにします・・・
ヌタバって言う言うのは、イノシシの遊び場&お風呂で
体に付いたダニなどを殺すために、田んぼでゴロゴロ転がるんです・・・
おかげで田んぼはグチャグチャ・・・

畦を掘り起こします・・・
畦のような土の軟らかなところには、カエルやミミズがいっぱいいますから、
それをエサにしようとするんです。
おかげで畦が崩れて水が抜ける・・・

そして、山の中を荒らします。
山の中をその頑丈な鼻とキバで地中深く掘り返して、
木の根っこなどを食べているんです・・・
おかげで彼方此方に大きな穴がポコポコと・・・

山の中掘り返して、木の根っこを食べる・・・
・・・木の根っこってそんなに美味しいのかな~って思っていると
どうやら食べているのは、このお野菜だったのです・・・(´・ω・`)

















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【ヤマノイモ】山之芋
  本州から九州の山野に自生する つる性の多年草。
  ツルは長細いハート状の葉をつけ、木の枝に巻きつくように伸びる。
  葉は対生(2つ揃う)であるが、成長が悪いと互生(交互に付く)場合もある。
  雌雄異株(男木と女木がある)で、夏の頃に白い花をつけるのだが
  花びらはほとんど開かない。
  ヤマノイモの根は自然薯と呼ばれ食用となるほか、生薬にもなる。

  似た種にオニドコロと呼ばれるものがあるが、
  ヤマノイモの蔓がアサガオ巻きで葉は対生なのに対し、
  オニドコロの蔓は反アサガオ巻きで葉が互生であることから区別がつくと言う。
  (オニドコロは魚毒になるほど灰汁が強い)

  名前の由来は
  里で栽培されるものをサトイモと呼ぶのに対して、
  山に自生しているものをヤマノイモと呼ぶようになったとされる。

  ヤマノイモ科
  学名:Dioscorea japonica
  別名:自然薯(じねんじょ)、自然生(じねんじょう)
  花期:夏



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彼らが食べているのは、なんとジネンジョ
高級食材ですよ(`・ω・´)

美味しい訳です。
病み付きになるわけです。
地面を掘り返すわけです・・・・・!!!!

自然薯はヤマノイモの根っこ部分に出来る芋のこと。
自然薯は通常、11月~12月が最も美味しくなるそうですが、
この頃の季節になると蔓や茎はほとんど枯れちゃっているので、
自然薯を見つけるのは困難・・・な筈ですが・・・彼らは臭いで嗅ぎ分けるのですね・・・

ちなみに昔の里山の人は、
夏の頃、ヤマノイモの花が咲いている頃に、
根際に目印となる常緑であまり成長しない植物を植えて、
冬場にそれを目印に掘っていたそうです・・・
探す手間を省くための知恵と言う訳ですね。





自然生態園で、イノシシが彼方此方掘り返しています。
その全てが自然薯という訳ではないでしょうが、
大半を自然薯が埋まっていたのではないかと思わせるぐらい深く穴を掘っています。

ヤマノイモは翌年にまた元気に育つため根に栄養をためます。
これが自然薯となるのです。
と言うことは、それを抜き取られると言うことは翌日元気に育てませんよね?

そのためヤマノイモは沢山のクローンとして
ムカゴと呼ばれる珠芽(種の変わり)を作り辺りに巻き、
冬の頃には種を付け、風に乗せて遠くに運ぶのです。





2枚目の写真はその種が入っている袋。
このヤマノイモの種は面白い形をしていて、
しじゅうからさんの自然観察会では
魔法のじゅうたん型」と呼ばれている種なんだとか(≧▽≦)



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これがヤマノイモの種の形。
魔法のじゅうたんのように平べったいですよね。

これを高いところから落としてみると、
風の抵抗を受けてくるくる回りながら、少しでも遠くへと流れていきます。

そしてさらに良く見ると
じゅうたんは綺麗な丸ではありませんし、
種が入っている黒い部分が、じゅうたんの中央に無い事が解かります。

つまり、重心が少しずれているので、
真下に力がかからないから、回転しながら流れて落ちていくんですね♪
植物の知恵・・・ここにも発見(`・ω・´)





少しでも数を増やすことで、
自然薯を掘り返すイノシシや人間の手を逃れ、
子孫を残すことに彼らも必死なんですね(*´▽`*)
12月23日 くもり


にゃんぱち はゆです♪



自然生態園で冬に見られる赤い実と言うと、
フユイチゴヤブコウジと在りますが、
今年、それ以上に目立った赤い実があるんですよね♪

それはツルリンドウ

そうっ!!!
ツルリンちゃんですね(≧▽≦)


 参照
  →自然生態園へ行こう の ブログ : 【ツルリンドウ】



花の時期も凄くたくさん咲いているのを見かけたのですが、
花がたくさん咲いていたと言う事はそれだけ実が多くなる可能性が高いと言うことで、
やっぱり例に漏れず、たくさんの実を見つけることが出来ました♪

















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 【ツルリンドウ】蔓竜胆
  【ツルリンドウ】蔓竜胆
  日本全土での分布が確認されているつる性の多年草。
  つる性であるが、あまり高い場所へ登らずに地を這っている事が多い。
  夏の終わり頃に花を咲かせ、冬には赤い実を彩る。

  名前の由来はその実の味から。
  リンドウの実は生薬として利用されるのだが、
  非常に苦いとされている生薬の"熊の胆(くまのい)"よりも苦いため、
  "熊の胆よりも苦い竜の胆"と言う所から竜胆と書き、
  音読みをしてリンドウと呼ぶ。
  その中でも本種はつる性であるため、ツルリンドウと呼ぶ。
  
  リンドウ科
  学名:Tripterospermum japonicum
  別名:胃病草(いやみぐさ)
  花期:夏~秋
  実期:冬



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下の2枚目、3枚目の写真はツルリンドウが枯れたもの。

・・・と言っても、まだ花びららしきものが残っていますよね。
おそらくはギリギリまで花が咲いていたのだと思いますが、
これもやっぱり暖冬の影響でしょうか(`・ω・´)



実は瓜状の形をしていて、人の親指ほどの大きさが見られます。
凄く美味しそうですが・・・味の方は・・・

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実の感触はサクサクッと言った感じで、小さなリンゴのような感覚でしょうか。
ただし、お味の方は無味に近いです。
美味しいかと言われると、不味くはないけど、美味しいとは言えない。
というか、やっぱり不味いかも・・・ と言った感じ( ̄△ ̄;)ゞ




実は竜胆って言うぐらいだから、私は苦いイメージがあったのですが、
実には苦味がまったくありませんでした(ФωФ)
12月15日 はれ


にゃんぱち はゆです♪



今回は冬の味覚編です♪
自然生態園でも、冬を代表する赤い実がいくつか確認することが出来ますが、
今日紹介するのは人間が食べても凄く美味しい、フユイチゴです♪

あっ
でも、自然生態園は採取禁止なので、
ここでは勝手に取ってはいけませんよ?(≧▽≦)
















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 【フユイチゴ】冬苺
  本州から九州にまで分布が確認できるつる性の常緑低木。
  薄暗く湿った土地を好む。
  茎はつる状に地面を匍匐して伸びる。
  キイチゴ属に属する種は日本で約80種類確認されており、
  非常に交雑しやすい種だと言われている。

  似た種にミヤマフユイチゴがあり、
  フユイチゴの葉が丸みを帯びているのに対し、
  ミヤマフユイチゴは葉の先が尖る傾向にある。

  名前の由来はその実期から。
  冬にイチゴの実をつけるためフユイチゴと呼ばれる。

  バラ科
  学名:Rubus buergeri
  別名:寒苺(かんいちご)
  花期:秋
  実期:冬



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ほのかな甘みに、すっぱさ全開っ!!!
でもやっぱり美味しいですっ(*゜―゜)

はゆさんのお友達の土地の山にも比較的生えていて、
お友達は「特に必要ないので全部持って帰ってもええよん」と言ってくれて、
いっぱい集めて食べたことがありますが、
食べ過ぎるとお腹下しちゃうので注意です( ̄△ ̄;)ゞ

ジャムにしても美味しいというお話は良く聞きます。
今度はジャムにして食べてみたいですね♪



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さて、
赤い実と言えば鳥さんが大好物なはずなのですが、
比較的、冬の最後まで残っている気がします。

以前、「鳥が食べる実のうち、優先順位では赤い実は最後の方かもしれない」
と言う話をちょこっと耳にしたのですが、
その説はかなり信憑性が高いように思えます(`・ω・´)

冬が深まるにつれ、
他の植物にしても赤い実ばかりが残っているように思えるのです。
何気なく見ている風景にも、
そういう行動パターンみたいなものも隠れているんですね♪
11月8日 はれ


にゃんぱち はゆです♪



自然生態園の南の谷。
この棚田の一番上場にある溜池付近。
鬱蒼と茂った中に沢山のヤブコウジの群生を見る事が出来ます(・`ω´・)
















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 【ヤブコウジ】薮柑子
  日本全土に生息が確認されている常緑低木。
  やや日陰で水はけの良い土地を好む。
  夏の頃に白い小さな花をつける。
  秋から冬にかけて真っ赤で小さな実を付ける。

  古来より正月の頃に赤い実を付ける植物を縁起物としていたため、
  いつまでも赤い実を付け、常緑である植物に
  万両、千両と言った縁起の良い名前を付けていた。
  本種もその仲間で、万両や千両に比べ赤い実の数が少ないため、
  十両と言う別名で呼ぶ。

  名前の由来はその古名から。
  元々ヤブコウジは赤い小さな実をミカンに見立てて
  ヤマミカンやヤマタチバナと呼ばれていたもので、
  地面を這うように広がる低木で薄暗い場所で見られ、
  小さな実をミカンの中でも小さめのコウジミカンに見立てて、
  "薮の中に見られるコウジミカンのようなもの"という意味で
  "ヤブコウジ"と呼ばれる。

  ヤブコウジ科
  別名:十両(じゅうりょう)、山橘(やまたちばな)
  花期:夏
  実期:冬



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植物の住み分けって面白いですよね。
このヤブコウジは太陽が少しだけ入ってくる場所を好む性質にあります。
そう言う場所は日陰であるため、別の植物がなかなか入ってこれないんです。
そこに目をつけたのがヤブコウジッ!!!

ヤブコウジはあまり背を高くしません。
地面を這うように地下茎で広がり、常緑の葉を広げます。
こうする事で高い木々の葉の隙間から零れ落ちる太陽の光を出来るだけ多く
葉っぱに受け止めるヤブコウジの知恵なのです♪(≧▽≦)

さらに、ヤブコウジは実の期間が長いです。
秋の頃から春の初めまで実をつけています。
コレがお正月に言われる縁起物の所以ですが、
これも少しでも長い間実をつけて鳥に食べてもらって、
鳥が別の場所でしたフンから発芽し、生息地を広げると言う知恵(・`ω´・)





ちなみに~

「千両、万両、有通し」と言う言葉で有名な
センリョウとマンリョウ、アリドウシ(一両)
今回紹介したヤブコウジ(十両)とくれば・・・

もちろん百両もあるんですよ(≧▽≦)
百両は生態園で見られるのかなぁ~(*゜―゜)
2月10日・くもり


にゃんぱち はゆです♪

自然生態園をの~んびりと歩いていると、
ちょくちょく石垣に真っ黒な種子を付けた草を見かける事があります。

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光沢がキレイで、
大きさ的にも、黒真珠みたいに見えるこの草。
ヤブランが実をつけたものです。

 【ヤブラン】薮蘭
  葉の形が蘭ににており、
  生息地が林奥の薮に近いところから、薮蘭と言う名前がつけられた。
  夏の終わりから秋にかけて小さな紫色の花を付け、
  秋の終わりから冬にかけて真っ黒な実を付ける。

  ユリ科
  学名:Liriope platyphylla
  花期:秋
  実期:冬
  別名:山菅(ヤマスゲ)



ヤブランと呼ばれるけど、実際は"ユリ科"の花。
なのに葉っぱが蘭に似ていると言うだけで蘭と言う名前。
なんだかヤヤッコシイですね( ̄▽ ̄;)ヾ

花言葉は忍耐と隠れた心。
自分の心を表に出さず、耐えに耐え忍んでいると言うことなのかな(*゜―゜)
1月18日・晴れ


にゃんぱち はゆです♪

去年の年末の記事で
お正月関連の植物を自然生態園で探してみました。

 →【お正月の植物】

その時は見つけることの出来なかった【ウラジロ】
なんと、今回見つけることに成功したのです♪

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 【ウラジロ】裏白
 ウラジロは多年生のシダ植物である。
 名前の由来は葉の裏が白い為。
 お正月の飾りなどにも使われる。

 【ウラジロ】は葉の分岐が2枚で年々段々に出来る。
 葉の分岐が2枚で「夫婦」を現し、それが段々に出来てくることで、
 祖父祖母~父母~子と、代々その家系が続いていくと言われる縁起モノ。
 たくさんの種が出来る事から、子孫繁栄も表す。
 葉の裏が白く、「家族が共に白髪になるまで元気でいる」と言う意味も含まれる。 

 ウラジロ科
 学名:Gleichenia japonica





コシダと比較的似た環境に生息するそうですが、
私が発見した場所はちょっと日当たりの良い所でした(*゜―゜)
コシダに比べると、【ウラジロ】の方が倍近く大きかったですね♪(≧▽≦)
1月9日・晴れ


にゃんぱち はゆです♪

今日は冬に咲くバラの話。
と言っても、あの色鮮やかなバラではないです(・`ω´・)

冬の寒い中に咲いている小さなバラ、【ロゼット】
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 【ロゼット】
  「小さなバラ」と言う意味のロゼット。
  多年草の冬越しする時の姿を指す。
  茎が無く、葉が地面にへばりつくように広がる姿が、
  花開いたバラのように見えることから【ロゼット】と言われる。

  近くに背の高い草が無い所に多く、
  地面にへばりつく事で、冬の冷たい横風を避け、
  地面一杯に葉を広げる事でたくさんの太陽光を吸収する、多年草の省エネの形。





この写真は、植物に詳しいお友達のアリさん
「ロゼットの見本になるぐらい見事な形してる」と仰っていました。
本当に形が綺麗に整っていて、緑色のバラって言っても良いぐらい綺麗。

多年草はそこらかしこに生えているから、
道を歩く時、ちょっと気を使って草を見てみると、
この写真よりもっと綺麗なロゼットが生えているかも(≧▽≦)

草たちの生きていくための知恵が生んだ無駄の無い形。
まさに、自然界のユニバーサルデザイン。



2月15日追記。

アリさんより上記の記事の補足を頂きました。

写真のロゼットの形は見本になるぐらい見事な形をしているけども、
 草自体は冬場だけロゼットの形をしていて暖かくなると身長の高くなる植物で
 タンポポのように年中ロゼットの形をしていない

12月28日・晴れ



今年最後の自然生態園風景となります。
自然生態園内の園路を歩いていると、
逆様池と呼ばれるため池のほとりに妙に目に付く"実"があります。

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紫色の目を引く実・・・
少し毒々しい感じもしますね。


 【ヤブムラサキ】薮紫
 クマツヅラ科
 学名:Callicarpa mollis
 花期:夏


【ヤブムラサキ】。
名前の通り、山の法面からひょっこりと紫色の実が顔を出しています。
ムラサキシキブと呼ばれる木の仲間で、
ムラサキシキブより見た目が劣る? から【ヤブムラサキ】と名づけられたそうです。
ムラサキシキブに比べ、【ヤブムラサキ】の葉には
さわり心地の良い、ビロードのような小さな毛がたくさん生えているので、
ヤブムラサキと簡単に区別が出来るそうです。

アップにするとこんな感じ。
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残念ながら冬なので葉が落ちてしまい、
ビロードのような手触りを確認する事が出来ませんでした( ̄▽ ̄;)ヾ

でもでも、
自然のモノでこんな鮮やかな紫色が出るって凄いですよね(*゜―゜)
一見、毒々しくも見えるけど、見慣れてくると結構綺麗かも?(≧▽≦)b
だっぱにゅーっ はゆです(≧▽≦)

比較的温暖なイメージの強い四国は香川県も、
随分と寒くなってきましたね(*゜―゜)
寒くなるとやっぱりお鍋が恋しくなります。
今年の冬はスッポン鍋で決まり!?


さて、今日のお話はスッポンはスッポンでも別のスッポンのお話。



ボランティアさんが自然生態園で
面白いものを見つけた」というので見てきました。





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【スッポンタケ】と呼ばれる「キノコ」。
形状がスッポンの首に似ているからそう言う名前がついたのだとか。

比較的良く見られるものだそうですが、
この形になって1週間ほどで姿を消しちゃうそうなので、
タイミングを逃すとやっぱり見れないのかな?
私は見たこと無かったので、すっごい新鮮でした♪

このキノコ、食べることも出来るそうですが
すっごいクッサ~~~~~イそうです( ̄▽ ̄;)ヾ

やっぱり食べるなら美味しいスッポン鍋がいいなぁ~
(食べたことありませんがw)