9月14日・はれ


にゃんぱち はゆです♪





a0059328_17543673.jpg

















前回紹介したミミカキグサの横でひっそりと咲いていた花。
ミミカキグサと同じように茎が細くヒョロリと伸びて、先に紫色の小さな花を付けていた。
この花、実は先に紹介したミミカキグサの仲間なんです・・・。

 →にゃんぱち 地球生態園 : 【ミミカギグサ】

















a0059328_1803560.jpg



【ホザキノミミカキグサ】穂咲乃耳掻草
 日本全土に分布が確認されているタヌキモ科、多年性の食虫植物。
 湿地のやや日当たりの良い草地を好む。
 茎は高さ10cm程度になり、秋の頃、上部に紫色の花を数個付ける。
 地表または地中に伸ばした地下茎の補虫のうで、
 地中のプランクトンのような小動物を捕食する。

 似た種にムラサキミミカキグサがあるが、以下の点で識別できる。

  ホザキノミミカキグサ
   ・花柄は極端に短い。
   ・距は反り返り、突き出る傾向にある。

  ムラサキミミカキグサ
   ・花柄はホザキノミミカキグサに比べ長い。
   ・距は下に垂れ下がる傾向にある。

 名前の由来はその形態から。
 細長く伸びた茎の先に平べったい果実が
 耳かきのように見える事からミミカキグサと呼ばれる種があり、
 本種はその仲間のムラサキミミカキグサに似るが、
 花柄が短いため、花が咲いたときに「穂」のように見える事から
 ホザキノミミカキグサと呼ばれる。
  注1)しかし、余り花を多く付けないため、穂状には見えない
  注2)また、本種の果実は通常耳掻きのようには見えない


 タヌキモ科
 学名:Utricularia racemosa Wall.
 活期:秋
 RDB:環境相カテゴリー無し
     香川県カテゴリー絶滅危惧II類
     全国33都道府県指定




a0059328_18285324.jpg

















この湿地では黄色のミミカキグサと
紫のホザキノミミカキグサが交互に咲いていました。

2種が同じタヌキモ科であっても、
花の形だけを見ると印象が随分違うように感じます。

ひょろながい茎の咲きに花を咲かせる傾向はそっくりなんですけど(`・ω・´)
















a0059328_1838372.jpg


ハガキサイズの用紙に印刷して、ファイルに閉じて、フィールド図鑑に活用しよう♪
*商用の利用は禁止です。
by mikenekohanten | 2008-09-30 17:54
9月14日・はれ


にゃんぱち はゆです♪





a0059328_21384156.jpg

















湿地の中から黄色い花がチロチロ。
とても小さい子。
茎が湿地からひょろ~んと伸びて、その先にゴマノハグサのような
小さな唇を持った黄色い花を見かけたら、ミミカキグサの様子です(`・ω・´)
















a0059328_0541598.jpg



【ミミカキグサ】耳掻草
 本州から九州にまで分布が確認されているタヌキモ科、多年生の食虫植物。
 湿地のやや日当たりの良い草地を好む。
 茎は高さ10cm程度になり、秋の頃、上部に黄色い花を数個付ける。
 地表または地中に伸ばした地下茎の補虫のうで、
 地中のプランクトンのような小動物を捕食する。

 似た種にムラサキミミカキグサやヒメミミカキグサなどがあるが、
 本種は花色が黄色になる点で識別する事が出来る。

 名前の由来はその形態から。
 細長く伸びた茎の先に平べったい果実が
 耳かきのように見える事からミミカキグサと呼ばれる。

 タヌキモ科
 学名:Utricularia bifida
 活期:秋
 RDB:環境相カテゴリー無し
     香川県カテゴリー順絶滅危惧種
     全国31都道府県指定




a0059328_113435.jpg

















財田町の某湿地。
といっても、ここは湿地が乾いてしまいそうな場所でした。
そこで、そこの持ち主に許可を得た上で、
春の内に湿地をクワで表面を軽く耕運し、
さらに表面が乾かないように湿部から水が流れるように
水の通り道を付けてあげました。

すると、その年の秋に、綺麗な花を付けてくれたのです(*´ω`*)

こういった植生の管理を行っていていつも思うのは、
植物は素直で正直」であると言う事。
その植物の生息しやすい環境を用意してあげれば、
臆することなく素直に、遠慮することなく正直に
彼らは、その数を増やして行きます。

それはまさにすべての生き物が増えていくさま、
そしてすべての生き物が消えていくさまをあらわして居るようです・・・。










生態的には「食虫植物」とされていますが、
基本的には茎も葉もあり、緑色をしている事から
光合成をしていることが分かりますよね。

つまり、栄養価の少ない湿地でも生き抜くために
葉や茎に栄養を出来るだけ使わない形状にし、
水中に含まれるプランクトンを効率よく栄養として
取り入れる形状をしていることが分かります(*´ω`*)

日本の湿地にはそういった食虫植物が多いイメージが有りますが、
そういった場所でも生き抜くための進化のひとつに
栄養を別の場所から取ってくる → 食虫植物となった事が分かりますね(`・ω・´)
















a0059328_1502219.jpg

ハガキサイズの用紙に印刷して、ファイルに閉じて、フィールド図鑑に活用しよう♪
*商用の利用は禁止です。
by mikenekohanten | 2008-09-14 00:52
7月25日 はれ


にゃんぱち はゆです♪



自然生態園の中央に位置する"逆様池"。
こちらでは毎年黄色の可愛らしい花が観察で来ます(≧▽≦)

イヌタヌキモと呼ばれる植物。

池の中で開花するため、
ちょっとばかし観察しにくい植物かもしれませんが、
今年のイヌタヌキモはちょっと違いました♪

















a0059328_23411533.jpg



【イヌタヌキモ】犬狸藻
 日本全土に分布が確認されているタヌキモ科の多年草。
 日当たりの良い低山地で貧栄養のため池などを好む。
 食虫植物であり、葉の一部に捕虫嚢と呼ばれる黒い粒を付け
 そこから水中のプランクトンを捕らえて消化する。
 その為、根を張る必要が無く、水面に浮いて生息している。
 また、水中葉は細かく分裂して水面に浮くために適しているといえる。
 夏の時期に黄色い花を付ける。

 タヌキモ科は非常に似ているものが多いのだが、
 葉の分裂や芽の形状で見分ける事ができるそうである。
 また、タヌキモとイヌタヌキモでは別種であると考える学者と、
 タヌキモが貧栄養水質で育ったものがイヌタヌキモになると考える学者の
 2種の説があるのだが、一般的には別種と考えられている。
  H18.8.30追記文、ろわさんの情報提供
   近年の研究でタヌキモは
   イヌタヌキモとオオタヌキモの雑種であることが分かりました。
   タヌキモはイヌタヌキモの形質を受け継いでいるので、
   環境によってはイヌタヌキモに似た形態をとるため、
   それが分類に混乱を生じさせたようです。


 名前の由来はその葉の形状が狸の尻尾のように見えることから。
 本種はそれよりも細く見られることから頭に"イヌ"が付けられる。

 タヌキモ科
 学名:Utricularia tenuicaulis Miki
 花期:夏



a0059328_23593157.jpg

















2枚目のイヌタヌキモの写真は
今年の撮影でアップが上手く出来なかったので、
去年の写真を利用しています( ̄△ ̄;)ゞ

1枚目の写真、むっちゃんこイヌタヌキモが繁茂していますね♪
遠くから見ると黄色い帯が出来ちゃってます。
去年はこんなにも繁茂していませんでした。

理由としては、雨が凄く少なかった事が一番の要因では無いかと思っています。

というのも、イヌタヌキモは水面に浮いている子。
雨が多く降り流れが出来ると、池から流れ出てしまう恐れがあるのです。
それが証拠に逆様池の水が流れ出す堤では
多くのイヌタヌキモが確認できます。
水の流れ口に集まり易いのですね。

また、雨が少なく水が流れなくなると、
イヌタヌキモの栄養源となるプランクトンにも影響があるのかもしれません。

普段、近くによって観察できない子ですが、
これだけ美しく咲いていると、絶景ですよね(≧▽≦)b