【インタープリターボランティア養成講座】~最終日~

にゃっぱ~んっ
管理人・はゆです(≧▽≦)ノ



さて、
インタープリターボランティア養成講座もついに最終日。
今日は「参加者が考えたアクティビティを発表し合う発表会」です。

参加者は9名いたので、
3人ずつの3組に分かれてグループを作り、
3グループがそれぞれに考えを持ち寄ったアクティビティを行ないます。

聞いた話では深夜2時ごろまで打ち合わせをしていたグループもあるんだとか・・・
がんばりやさんたちだ( ̄▽ ̄;)ヾ





早速1組目の発表です。♪
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このグループのアクティビティテーマは"歩く"
自然生態園を実際に歩いてみて
普段歩かなくなった生活から、歩くと言う行為を振り返ると言うアクティビティ。
自然生態園の園路にはイロイロな道があり、そこをゆっくりと歩いていきます。

 伐採で使われた木を細かくし、コンクリに混ぜて作られた道。
 チップと言う木片を粉々にした階段。
 池沿いの道には木製のデッキ(桟橋)。
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 さらに草原を歩いて土の道を歩いて戻ってきます。
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コンクリの道はしっかりして歩きやすい感じ。
でも歩いてみてちょっと疲れる感じもしたかも・・・( ̄▽ ̄;)ヾ

チップの階段はふっかふっかで歩いてみて心地良かったり(≧▽≦)
チップの中にはたくさんの虫や微生物がいて土の中を分解している。
ミミズなんかも地面の中にたっくさんいて、
そう言った生き物が「土を耕した状態」になっているらしい。

木製のデッキは池の縁に作られているんだけど、
これは自然生態園の池にはたくさんの生き物が生息していて、
普通の道を作るとその生き物の通り道を塞いでしまうことになる、とか、
木製デッキがあるおかげで池の中の水生植物をよく観察できる、とか。
たくさんの理由から木製デッキが作られたそうです。

30分ほど歩いてみて、
最近歩くことが減ったなぁ~ とつくずく実感。
自然生態園では自然を見るほかに色んな道を歩くことも出来る。
これは立派なアクティビティでした♪





続けて2組目の発表です♪
2組目のアクティビティのテーマは"イノシシ""環境に配慮した自然生態園作り"
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実はこのグループには2人のプロフェッショナルさんがいらっしゃいました。
一人は"元狩人"さんで"イノシシ"の事に非常に詳しい人
元狩人という目線からイノシシの事に関するお話を解説していただきました。

もう一人は"建築関係"のお仕事をされている方で"建設関係"に詳しい人
自然生態園の自然保護の観点からのお話をしていただきました♪


イノシシのお話は興味深かったです。
自然生態園を荒らすイノシシはどこからくるのか。
どう言う行動をとるのか。
生態系はどうなのか。
何を好んで食べるのか。

園路を歩いているとコンクリートの園路に泥がついていました。
良く見るとイノシシの足跡・・・Σ( ̄□ ̄;)
こんなのを見つけれるのもやっぱりプロならでわっ!?
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また、自然に配慮した公園作りを行なっていると言う説明も非常に勉強に。
園内で作られている階段などは出来る限り園内で伐採された木を再利用し、
さらに自然のものを使うことで、腐っても自然に返ると言う自然に優しい作り。
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なるほどっ!!
自然を守りながら公園を作ると言う事の難しさを再度認識させられました( ̄▽ ̄;)ヾ
これもアクティビティとして完成されていました(≧▽≦)






ラストは3組目の発表。
女性3人組のアクティビティテーマは"食べる"
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自然を食べる、そして食べるための注意点を教えてくださいました。
紹介されたのは"タラノメ"
あの天ぷらにしたりすると美味しいヤツですね(≧▽≦)
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東北ではこのタラノメを嫁の尻叩きというらしい。
タラノメが大きくなるとトゲトゲの大きな木になる・・・
こんなものでお尻叩かれた日にゃ・・・( ̄▽ ̄;)ヾ

さて、このタラノメをとるのにいくつか注意があるそうです。
タラノメは「山菜の王様」と呼ばれるぐらいにメジャーな山菜で、
山菜ブームの時に多くの人が山でタラノメを刈って食べちゃうらしい。
もちろん、美味しいから食べるのはokなんだけど、
1本のタラの木からとって良いタラの芽は頂上の1本だけ。
取っても、2本目までで、3本目には手を付けちゃダメだというのです


理由はタラノメは3本目を刈るとそのタラの木が死んじゃうそうです。
タラノメにたくさん栄養を送ってそこから木が伸びていくのですが、
自生種はそのタラノメを作るのが精々3本目までだそうで、
それを摘み取られると、新しく芽を作れなくなり死んじゃうんだとか。(´・ω・`)

山菜ブームで有名になったけど、
そう言った注意を知らない人がどんどん刈り取っちゃって、
タラの木が減り、もちろんタラノメも取れなくなっちゃっています・・・。

むか~し、山歩きが好きだった私の祖父が教えてくれた歌にこんな歌があります
  「一太郎、二太郎は喰うても良いが、三郎喰うたら血が絶える
地域によってはこのタラノメは「タロの芽・タロウの芽」と呼ばれるらしく、
この歌は昔の人が歌った「タラノメを食べても良い本数」を歌った歌だそうです。

野生種を食べる時は翌年のことを考えて、
誰かが先にタラノメを切っていないか、何本目の芽なのか、
よく観察してそれが「三郎」なら取らずに残しておいてあげて欲しいです。
翌年食べられなくて困るのは、タラノメを好きな人と、
死んでしまうタラの木ですから(´・ω・`)

また、
タラノメにソックリな形をした、ウルシの若い芽があるらしく、
素人が間違ってそれを食べることも少なくないそうです。
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間違って食べちゃうとどうなるか解らないけど、
ちょっと触っただけでかゆかゆなのに、たべちゃったら((((゜△゜;))))





こんな感じで3組のアクティビティの発表を終えました。
3組とも初めてとは思えないぐらい完成されたアクティビティを見せてくれて、
はゆはすっごい感動しました(≧▽≦)b
これならいつボランティア登録しても自然生態園でガイドウォークを実施で来ますっ!!!

この後は、みんなで反省会。。
すでにインタープリターとして活動している先輩からの感想を聞きます。
良いところと悪いところをズバッと指摘してくださる先輩たち。
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また、参加者同士お互いの感想を言い合います。
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この後、
国営讃岐まんのう公園の職員さんから
【インタープリターボランティア養成講座受講修了書】を受け取り、
【インタープリターボランティア養成講座】は終了です。



なお、今回の受講者はまんのう公園の職員を含めて9名だったのですが、
インタープリターボランティアに登録してくださったのは職員を除いて8名。

つまり、一般参加者全員がボランティアとして登録してくださいましたっ!!!
これからの活動を楽しみにしていますねっ★(≧▽≦)
by mikenekohanten | 2005-11-27 00:00 | イベント