春の七草さがし
1月16日・晴れ
にゃんぱち はゆです♪
以前、七草粥の記事を書きました。
→七草粥
【七草粥】
古くから1月7日の朝に七草を包丁で叩き潰して粥をつくり、
万病を払うために、それを食べる風習がある。
叩き潰す時には無病の歌を歌いながら七草を刻んだといわれる
「七草なずな唐土の鳥が日本の土地に渡らぬ先にトントンバタリ トンバタリ」
(病気を持った害鳥達が、日本の土地に着く前に海へ落ちる、と言う意味の歌)
中国では七種菜羹と言う七種の野菜を入れたモノを食べて無病祈る習慣がある。
平安時代の清少納言が書いた「枕草子」に"七日の若菜"と記述がある。
また、平安時代は七種類の穀物を入れた粥を食べていたと言う話しもある。
現代の七草粥に入れられる七草は1362年頃に書かれた『河海抄』の
「芹、なづな、御行、はくべら、仏座、すずな、すずしろ、これぞ七種」が
初見とされる。
さて・・・
私は春の七草を見分ける事が出来ません(*゜―゜)
そこで、これ「ちゃんと見分けられたらなぁ~」って思い、
自然生態園で春の七草を探してみました♪
【セリ】
【セリ】芹
春の七草の一種で,若い芽はおしたしや鍋物などにして食べられる。
セリに似た植物でドクセリと言う有毒のものがあるので注意が必要。
セリ科
学名:Oenanthe stolonifera
花期:夏
残念ながら自然生態園では発見する事が出来ませんでしたが、
近隣の山や田んぼのあぜ道などには普通に確認をすることが出切るそうです。
ドクセリに関しては香川県では確認されてないとの事。
安心してセリをいただく事が出来そう(≧▽≦)
k2006.9.25追記文
「香川県ではドクセリが確認されていない」と言うコメントを書きましたが
これは100%安全と言うことを示す言葉ではありません。
海を渡ったお隣の岡山などでも同じく
ドクセリの発見報告が少なからず、あるそうです。
また、いくつかの県では県のレッドデータブックに乗るほど数が減っているとも。
香川県をみっちり調べると出てくる可能性は十分にあると思われます。
数が全く無かったとしても何らかの理由で持ち込まれる、入ってくる可能性もあります。
報告が無いのは一つの"安心"になります。
けれど、やはり山菜や山野草などの特徴を知り、
見分ける術を身に付けないと危険はあると思います。
紛らわしい言葉を使ってしまい申し訳ありませんでした。
【ナズナ?】
【ナズナ】薺
春の七草の一種。
薺は撫菜(なでな)から変化したと言われる。
三角形の実の入った袋を三味線のバチに見立てペンペン草とも呼ばれる。
また、その子袋を振ると中の実が小さな音を奏でる。
アブラナ科
学名:Capsella bursa-pastoris
別名:ペンペングサ(ぺんぺん草)
花期:春
残念ながら、ハッキリとナズナと解るものも確認する事は出来ませんでした。
写真に写っているのはナズナに近い種の草だそうです。
この時期は、まだ茎などが育ってなくて、素人の私には見分けるのが困難ですヽ(;´~`)ノ
【ゴギョウ】
【ハハコグサ】(母子草)
春の七草の一種でゴギョウと呼ばれるもの。
葉や茎に銀白色のうぶ毛が密生して、日当たりのよい場所に生える。
同系種にチチコグサ(父子草)というのもあるが、
チチコグサに比べ、丸みを帯びているのが特徴。
学名:Gnaphalium affine
別名:オギョウ(御形),ゴギョウ(御形)
花期:春
【ハハコグサ】。
これは簡単に発見する事が出来ました。
自然生態園では畑の周りや南の台地など。
春には小さな黄色い花を咲かせるそうです♪
【ハコベラ】
【ミドリハコベ】緑繁縷
春の七草の一種。
似た種にコハコベと呼ばれる種類があり、区別の方法としては
茎の色が緑色のものがミドリハコベとされるが、その中間種もあり識別が困難。
また、ミドリハコベとコハコベを一まとめにしてハコベと呼ばれる事もある。
科名:ナデシコ科
学名:Stellaria neglecta Weihe
別名:ハコベラ
花期:春
七草で指すハコベはミドリハコベとコハコベ両方を指します。
写真での判別ではミドリハコベですが、
コハコベとの識別は非常に難しいために、一つにまとめにされる事が多いそうです。
【ホトケノザ】
【オニタビラコ】鬼田平子
同系種のタビラコより大きいためオニタビラコと呼ばれる。
田んぼの畦に平たくロゼット上に開く事から、田平子と呼ばれる。
学名:Youngia japonica
花期:春
春の七草は本来"コオニタビラコ"を指すそうですが、
残念ながら今回は見つける事が出来ませんでした。
ただし、オニタビラコも食用は可能らしく、コオニタビラコより苦味があるのだとか。
タビラコがホトケノザと呼ばれる所以は
ロゼット状に地面にへばりついている姿が
仏様の座る蓮の葉を連想させたからだそうです。
ちなみに・・・
【ホトケノザ】
【ホトケノザ】仏の座
花の下の葉が茎を包み階層を作り出す。
これを仏の蓮華座に見立てたられホトケノザと呼ばれる。
しそ科
学名:Lamium amplexicaule
別名:サンガイグサ(三階草)
花期:春
現在ホトケノザと言う名前が付いている植物。
こちらは食用ではないそうです。
タビラコを探すよりはるかに簡単に写真を撮る事に成功しました( ̄▽ ̄;)ヾ
【スズナ】
【カブ】蕪
アブラナ科
学名:Brassica rapa
別名:スズナ(菘)
花期:春
【スズシロ】
【ダイコン】大根
アブラナ科
学名:Raphanus sativus
別名:スズシロ
花期:春
スズナ・スズシロはもちろん自然生態園にはありません(*゜―゜)
畑で取れる蕪と大根の青菜のところですから。
畑で育てていれば・・・あったのかな( ̄▽ ̄;)ヾ
自然生態園を色々歩いて見たけど、
この春の七草を探していて一つ気付いた事が(*゜―゜)
七草にかぞえられた草は、田んぼか畑のような環境のわきで自生している野草。
それだけ、里山に住んで田んぼで生活を営んでいた人達の
非常に身近なところに存在していたんですね(≧▽≦)
にゃんぱち はゆです♪
以前、七草粥の記事を書きました。
→七草粥
【七草粥】
古くから1月7日の朝に七草を包丁で叩き潰して粥をつくり、
万病を払うために、それを食べる風習がある。
叩き潰す時には無病の歌を歌いながら七草を刻んだといわれる
「七草なずな唐土の鳥が日本の土地に渡らぬ先にトントンバタリ トンバタリ」
(病気を持った害鳥達が、日本の土地に着く前に海へ落ちる、と言う意味の歌)
中国では七種菜羹と言う七種の野菜を入れたモノを食べて無病祈る習慣がある。
平安時代の清少納言が書いた「枕草子」に"七日の若菜"と記述がある。
また、平安時代は七種類の穀物を入れた粥を食べていたと言う話しもある。
現代の七草粥に入れられる七草は1362年頃に書かれた『河海抄』の
「芹、なづな、御行、はくべら、仏座、すずな、すずしろ、これぞ七種」が
初見とされる。
さて・・・
私は春の七草を見分ける事が出来ません(*゜―゜)
そこで、これ「ちゃんと見分けられたらなぁ~」って思い、
自然生態園で春の七草を探してみました♪
【セリ】
【セリ】芹
春の七草の一種で,若い芽はおしたしや鍋物などにして食べられる。
セリに似た植物でドクセリと言う有毒のものがあるので注意が必要。
セリ科
学名:Oenanthe stolonifera
花期:夏
残念ながら自然生態園では発見する事が出来ませんでしたが、
近隣の山や田んぼのあぜ道などには普通に確認をすることが出切るそうです。
ドクセリに関しては香川県では確認されてないとの事。
安心してセリをいただく事が出来そう(≧▽≦)
k2006.9.25追記文
「香川県ではドクセリが確認されていない」と言うコメントを書きましたが
これは100%安全と言うことを示す言葉ではありません。
海を渡ったお隣の岡山などでも同じく
ドクセリの発見報告が少なからず、あるそうです。
また、いくつかの県では県のレッドデータブックに乗るほど数が減っているとも。
香川県をみっちり調べると出てくる可能性は十分にあると思われます。
数が全く無かったとしても何らかの理由で持ち込まれる、入ってくる可能性もあります。
報告が無いのは一つの"安心"になります。
けれど、やはり山菜や山野草などの特徴を知り、
見分ける術を身に付けないと危険はあると思います。
紛らわしい言葉を使ってしまい申し訳ありませんでした。
【ナズナ?】
【ナズナ】薺
春の七草の一種。
薺は撫菜(なでな)から変化したと言われる。
三角形の実の入った袋を三味線のバチに見立てペンペン草とも呼ばれる。
また、その子袋を振ると中の実が小さな音を奏でる。
アブラナ科
学名:Capsella bursa-pastoris
別名:ペンペングサ(ぺんぺん草)
花期:春
残念ながら、ハッキリとナズナと解るものも確認する事は出来ませんでした。
写真に写っているのはナズナに近い種の草だそうです。
この時期は、まだ茎などが育ってなくて、素人の私には見分けるのが困難ですヽ(;´~`)ノ
【ゴギョウ】
【ハハコグサ】(母子草)
春の七草の一種でゴギョウと呼ばれるもの。
葉や茎に銀白色のうぶ毛が密生して、日当たりのよい場所に生える。
同系種にチチコグサ(父子草)というのもあるが、
チチコグサに比べ、丸みを帯びているのが特徴。
学名:Gnaphalium affine
別名:オギョウ(御形),ゴギョウ(御形)
花期:春
【ハハコグサ】。
これは簡単に発見する事が出来ました。
自然生態園では畑の周りや南の台地など。
春には小さな黄色い花を咲かせるそうです♪
【ハコベラ】
【ミドリハコベ】緑繁縷
春の七草の一種。
似た種にコハコベと呼ばれる種類があり、区別の方法としては
茎の色が緑色のものがミドリハコベとされるが、その中間種もあり識別が困難。
また、ミドリハコベとコハコベを一まとめにしてハコベと呼ばれる事もある。
科名:ナデシコ科
学名:Stellaria neglecta Weihe
別名:ハコベラ
花期:春
七草で指すハコベはミドリハコベとコハコベ両方を指します。
写真での判別ではミドリハコベですが、
コハコベとの識別は非常に難しいために、一つにまとめにされる事が多いそうです。
【ホトケノザ】
【オニタビラコ】鬼田平子
同系種のタビラコより大きいためオニタビラコと呼ばれる。
田んぼの畦に平たくロゼット上に開く事から、田平子と呼ばれる。
学名:Youngia japonica
花期:春
春の七草は本来"コオニタビラコ"を指すそうですが、
残念ながら今回は見つける事が出来ませんでした。
ただし、オニタビラコも食用は可能らしく、コオニタビラコより苦味があるのだとか。
タビラコがホトケノザと呼ばれる所以は
ロゼット状に地面にへばりついている姿が
仏様の座る蓮の葉を連想させたからだそうです。
ちなみに・・・
【ホトケノザ】
【ホトケノザ】仏の座
花の下の葉が茎を包み階層を作り出す。
これを仏の蓮華座に見立てたられホトケノザと呼ばれる。
しそ科
学名:Lamium amplexicaule
別名:サンガイグサ(三階草)
花期:春
現在ホトケノザと言う名前が付いている植物。
こちらは食用ではないそうです。
タビラコを探すよりはるかに簡単に写真を撮る事に成功しました( ̄▽ ̄;)ヾ
【スズナ】
【カブ】蕪
アブラナ科
学名:Brassica rapa
別名:スズナ(菘)
花期:春
【スズシロ】
【ダイコン】大根
アブラナ科
学名:Raphanus sativus
別名:スズシロ
花期:春
スズナ・スズシロはもちろん自然生態園にはありません(*゜―゜)
畑で取れる蕪と大根の青菜のところですから。
畑で育てていれば・・・あったのかな( ̄▽ ̄;)ヾ
自然生態園を色々歩いて見たけど、
この春の七草を探していて一つ気付いた事が(*゜―゜)
七草にかぞえられた草は、田んぼか畑のような環境のわきで自生している野草。
それだけ、里山に住んで田んぼで生活を営んでいた人達の
非常に身近なところに存在していたんですね(≧▽≦)
by mikenekohanten
| 2006-01-16 00:00
| 自然生態園風景