【浚渫作業】その1

2月2日・晴れ


にゃんぱち はゆです♪

本日2月1日~4日までの4日間、
自然生態園の中心にある「逆様池」と呼ばれる池の
【浚渫作業】が行なわれたので、そのレポートをば(≧▽≦)

【浚渫作業】その1_a0059328_213321.jpg

逆様池の風景








自然生態園の逆様池は生命の宝庫。
いろ~んな生き物がこの池の恩恵を受けて生活しています。
その大切な大切な逆様池ですが、
このたび、水を抜いて泥(ヘドロ?)を取り除く作業が行なわれました。
これを【浚渫作業】と言います。





「自然なものは自然に放置していれば良いのでは?」





はゆも当初はそのように考えていたのですが、
実は「自然を守るため」にも【浚渫作業】は必要なのです。

難しい事は私には解りませんが、簡単に入り口だけをお話すると、
池に長い年月を経て土砂が溜まったり、水草の枯れたものや、
池の周りの木々の落ち葉などが池のそこにどんどんと溜まっていきます。
そうすると、水深はどんどん浅くなり、
やがて長い年月を経て「池」から「湿地」に変わります。
さらに長い年月をかけて、水分がなくなれば「大地」になります。

自然の池を自然のまま放置していると、大地に変わってしまうのですね。
これを「遷移」と言うそうです。
(池だけではなく、自然界全てにいえる言葉)

しかし、
この逆様池付近の生き物達、植物達は
この池があるからこそ、この地で生きていけます。
この池がなくなってしまえば、
たくさんの生き物達が別の場所へ移動するか、
もしかすると絶滅してしまうかもしれません。

そう言った貴重な生物たちを守るためにも
逆様池の浚渫というのは必要な作業なのです。





もちろん、自然のまま放置する事により新しく生まれる自然もありますが、
自然生態園に置いては、
「今現在の逆様池周辺の動植物を出来るだけ維持する」と言う形での
自然を守る方法を行なっているのです。

その2に続く。
by mikenekohanten | 2006-02-02 02:00 | 自然生態園風景