【アリさんの花便り・第11号】

【アリさんの花便り・第11号】・7月22日



イヌノハナヒゲ(カヤツリグサ科)

イヌノハナヒゲ、面白い名前ですね。
漢字で書くと「犬の鼻ひげ」。
仲間にはオオイヌノハナヒゲ、コイヌノハナヒゲ、トラノハナヒゲ等というのもあります。
オオイヌは東日本に多く、イヌは西日本に多く見られます。
自然生態園にあるのはイヌノハナヒゲです。
貴方にも犬の鼻ひげに見えますでしょうか。





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【イヌノハナヒゲの花】
カヤツリグサの仲間は目立たない花を咲かせることが多く、
白い糸のように見えるものは雄しべや雌しべです、これで花盛りなのです。





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【イヌノハナヒゲの小穂】
花の咲いた後、8月頃の姿です。





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【イヌノハナヒゲの痩果と鱗片】
とんがり帽子をかぶったような黒っぽいものが痩果と云われる種子です。
雌しべの柱頭基部が残り、とんがり帽子の様な形をしています。
種子の周りに伸びている糸のようなものは刺針状花被片といい、
この長さや形などで、
子犬か、犬か、大犬か、虎かを見分ける時のポイントにもなります。
上に写っているものは鱗片といい、種子を包んでいたものです。
写真は簡易型の実体顕微鏡を使い、
接眼レンズにデジカメのレンズをひっつけて写しました。
下に見えるのはスケールの目盛りで一目盛り1mmです。
大きさが分かるかと思います。