【キカシグサ】

7月26日 はれ


にゃんぱち はゆです♪



自然生態園には田んぼがあります。
しかし、自然生態園には貴重な植物や昆虫、多くの生き物が存在しているため、
自然生態園の田んぼでは農薬を撒くことも、肥料をあげることも出来ません。
農薬を撒いて害虫を殺そうとすれば、
貴重な生物たちも殺してしまうことに繋がります。
肥料を上げて稲を元気に育てようとすれば、
その中の栄養バランスが崩れ、栄養が多すぎると生息できないような
貴重な植物達が姿を消して行く事になります。



そこで、自然生態園で行なっているのが"不耕起農法"と呼ばれる手法です。
不耕起農法とは、田んぼを耕さずに水を入れたままで
害虫駆除もほとんど行なわず、除草も最低限度しか行ないません。

と聞くと、
「そんな環境で本当に稲が育てられるのか?」と言う疑問も当然出てきます。

 Q.除草しなければ他の草に稲苗が負けてしまうのでは?
 A.他の草と競合させて、他の草に負けない強い稲を作ります。

 Q.害虫駆除しなければ苗などが食べられてしまうのでは?
 A.多少の被害はあります。
  けれど、農薬などを撒かない為、その害虫を食べる多くの虫も沢山生息し、
  結果的には大きな被害無く、適量の収穫を得る事が出来ます。

つまり、不耕起農法とは、
自然の生態系の中にほんの少しだけ人間もお邪魔させて頂くという手法なのです。

そのため、自然生態園の田んぼでは
稲以外にも沢山の水田雑草と呼ばれる草を観察する事ができるのです♪




今回は水田雑草第一弾としてこちらの草をご紹介(*゜―゜)

















【キカシグサ】_a0059328_2149491.jpg


 【キカシグサ】虱草???(注)和名の由来は現在に置いて不明といわれている
  日本全土で確認する事ができる水田雑草の代表の多年草。
  種子で繁殖し、発生すると大量に蔓延る。
  葉は厚みがあり、丸い形状をしている。
  水中で分枝し、やがて直立して伸び水面から葉を出す。

  若い芽は食用になり、
  民間療法としても利用され、
  解熱や解毒の効果があると言われる。

  似た種にミズキカシグサがあるが、
  本種は幼苗の茎や葉の基部が赤色なのに対し、
  ミズキカシグサは茎が緑色であるため識別できる。

  名前の由来は定かではないが、
  果実の形状が「シラミの卵」に見えることから、
  シラミを意味する古語の「キカジが付く草」が
  転じてキカシグサと呼ばれるようになった説がある。
  
  ミソハギ科
  学名:Rotala indica
  花期:夏

【キカシグサ】_a0059328_2233244.jpg

















この草、実は自然生態園に沢山見られますが、名前の解らなかった種です。

当ブログでもお馴染みの【アリさんの花便り】を執筆してくださっている
アリさんにお尋ねしたところ、
調べていただき、「キカシグサに似ているみたい」と言うお答えを頂きました。

キカシグサは、まさに水田雑草。
通常の田んぼでは農薬の影響か害草として抜かれているのか、
田んぼの中で見ることはありませんが、
自然生態園ではこんなに沢山蔓延っています。

それでも負けずに稲は育っています(・`ω´・)



これは共存している訳ではありません。
お互い生き抜くためにエネルギーの取り合いを行なっています。
もちろん、背を高くする稲と、低い位置に生息するキカシグサは
共生と言う形で住み分けは行なっているみたいですが・・・。






沢山の生物を観察する事ができる田んぼ。
これも"自然生態園の田んぼ"として誇れる形ですね(≧▽≦)



2009.7.8:お友達より名前の由来の説を教えていただきましたので、訂正しました
 情報ありがとうございます!