【ヤマノイモ】

8月10日 はれ


にゃんぱち はゆです♪



自然生態園の雑木林の中を歩いていると、
頭上からニョロっとつる性の植物が顔を出していました。

"ヤマノイモ"が花を咲かせていたのです♪

















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 【ヤマノイモ】山之芋
  本州から九州の山野に自生する つる性の多年草。
  ツルは長細いハート状の葉をつけ、木の枝に巻きつくように伸びる。
  葉は対生(2つ揃う)であるが、成長が悪いと互生(交互に付く)場合もある。
  雌雄異株(男木と女木がある)で、夏の頃に白い花をつけるのだが
  花びらはほとんど開かない。(写真は雄株)
  ヤマノイモの根は自然薯と呼ばれ食用となるほか、生薬にもなる。

  似た種にオニドコロと呼ばれるものがあるが、
  ヤマノイモの蔓がアサガオ巻きで葉は対生なのに対し、
  オニドコロの蔓は反アサガオ巻きで葉が互生であることから区別がつくと言う。
  (オニドコロは魚毒になるほど灰汁が強い)

  名前の由来は
  里で栽培されるものをサトイモと呼ぶのに対して、
  山に自生しているものをヤマノイモと呼ぶようになったとされる。

  ヤマノイモ科
  学名:Dioscorea japonica
  別名:自然薯(じねんじょ)、自然生(じねんじょう)
  花期:夏

















このヤマノイモ・・・と言う名前。
凄くヤヤコイですよね( ̄▽ ̄;)ヾ

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八百屋さんで売っているヤマイモとかナガイモとどう違うのか。
ちょっと調べてみると次のように分けられているそうです。



里に密着し、人里で栽培されているものがサトイモ
ヤマノイモを品種改良し栽培されているものをヤマイモ
山に自生している野生のものをヤマノイモ。

自然薯なんて呼び方をしますが、
これは、栽培されているナガイモなどが一般的にヤマイモとして定着しているため、
自然のものと区別するために呼ばれだしたらしいですね(・`ω´・)

また、ヤマイモ(ナガイモなど)とヤマノイモでは染色体数の違う別種のイモらしく、
そう言った部分からも区別されているみたいです。



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自然生態園では
イノシシが園内を掘り返して荒らす被害が出ています。
木の根などを食べていると言うお話ですが、
もしかすると、自然薯を狙っているのかもしれませんね( ̄▽ ̄;)ヾ