【アキノタムラソウ】

8月10日 くもり


にゃんぱち はゆです♪



この日自然生態園では
植物の中の外来種を間引き、在来種を優先的に残してどのような違いが出るか、
外来種を根っこから抜き取るのと、根際から刈り取るのではどのような違いが出るのか、
そう言った条件のモニタリングを試験的に行なっている場所での
植物の外来種駆除が行なわれました(・`ω´・)

植物を根っこから抜く事で外来種に与えれるダメージ、
その行為を行う時期を計算し与えられるダメージ、
衰退した外来種の代わりに優先して生えてくる外来種の確認。



昔の風景を"再現"する為の調査ですが、
やはり昔の里山(在来種だけの山)と言うのは再現できないようです(´・ω・`)

人間が多くの外来種を持ち込んだことで狂った生態系と言われていますが、
人間も自然の摂理と考えるならば、
人間によって持ち込まれた外来種も自然の摂理であり、
こうやって変わっていき、適応していく植物や風景も自然の流れだと感じながらも、
やっぱり、消え行く在来種たちの姿を少しでも多く残したいと思ってしまいます。






さて、今日紹介する野草は、
そんなモニタリング区画に咲いていた紫色の綺麗なお花、
アキノタムラソウです♪

















【アキノタムラソウ】_a0059328_11105424.jpg


 【アキノタムラソウ】秋之田村草、秋之多紫草
  本州から九州にまで分布するシソ科の多年草
  花は梅雨の時期から咲き始め、秋の頃まで咲き続ける。
  紫色の可愛らしい花を咲かせる。
  茎は四角く、シソ科の仲間に多い特徴を持っている。

  似た種にハルノタムラソウ、ナツノタムラソウと呼ばれるものがある。
  ハルノタムラソウは花が白色(顎は紫)で丈が小型な事で見分ける事が出来る。
  ナツノタムラソウはアキノタムラソウに比べ小さく、
  雄しべが真っ直ぐ突き出し、葉がシャープな事で見分ける事が出来る。
  また、サルビアに酷似していることから日本のサルビアと呼ばれることもある。

  名前の由来に付いては諸説があり、不明であるとされることも多い。
  説の一つには、紫色の花を多く付ける為に"多紫草"と呼ばれていたのだが、
  本種とは別の科にあるタムラソウと区別するために
  アキノタムラソウと呼ばれるようになったとされる説である。
  このとき、キク科の田村草と混同し、
  漢字も"多紫草"から"田村草"に変わったとされる。

  シソ科
  学名:Salvia japonica
  花期:夏~秋

【アキノタムラソウ】_a0059328_1211439.jpg

















美しい紫色を見せてくれるアキノタムラソウです(*゜―゜)

道端にも普通に生えていることもあるそうですが・・・見ませんよね?
こう言った綺麗な山野草。
少しでも次の世代に残して・・・
出来ることなら、
その次の世代にも、その次の次の世代にも
残していけるといいんですよね・・・(´・ω・`)