【はゆのトンデモ地球論】その5

にゃりんがん はゆです♪



はゆのトンデモ地球論、第五回目です。
でも、読まれる前には注意があります。
はゆのトンでも地球論は第一回目から順番にお読みください(`・ω・´)

 →【はゆのトンデモ地球論】
















では、【はゆのトンデモ地球論】の第五回目に行きましょう♪

第五回目のテーマは【人間の本能とは?】です。

















いきなりですが、"人間特有の本能"って何だと思いますか?
三大欲望とされる、睡欲・食欲・性欲ももちろん本能の一つなのでしょうが、
これは他の生物にもいえることなので、「人間特有の本能」とは言えません・・・



例えば、猫を例に取ってみると、
猫は転がるモノを無意識に追いかけてしまいますよね?
ネコジャラシなんて遊びも、猫の本能や習性を現したものだと思えます。
実は、猫が動くものに反応するのは
子猫の頃が傾向が強く、大人になるとその傾向は次第に薄くなっていきます。
この猫の本能は、子猫の頃に動くものを捕まえる練習をするためで、
大人になった時に自分でエサを取る為の能力を
身に着けるためのものだと言われています。

本能とは親に教わったモノではなく、
自らのDNAに組み込まれている行動を指す訳ですが、
これを「人間特有の本能」としたとき、どのような本能があるのでしょうか・・・

















実は、私はそれを「情報を得ること」と「情報を伝達すること」だと思っています。

ある哲学者は言いました。
「人は生まれながらにして知ることを欲する」

某バラエティ番組のオープニングで有名になった言葉ですが、
これこそ人間の本能の元を示しているのだと思うのです。



まず、人は生まれて、耳が聞こえるようになり、目が見えるようになると、
とてつもない膨大な量の情報を得ます。
手のひらや舌で多くの情報を得ます。
人がしゃべる言葉を聞き取り、「言語」と言う「情報」を得ます。
子供がしゃべれるようになってくると、目の前に広がる全てが「?」に満ち溢れています。
子供はいいます。
「アレはなに? これはなに?」
人が成長する上で・・・この地球上で生き抜く上で多くの情報を得ようとするのです。





「知ろうとする能力」が本能であると考えるのには
人間が他の生態と少しだけ違うところがあるからなのです。

他の生態は基本は個体で生息していることが多いです。
それが、進化の過程で核家族となってきます。
そして、さらに進化が進めば、大家族となり、
大家族同士が集まって一つの社会が形成されます。

人は情報を得ます。
得た情報は子供に伝えられ、子供から孫へ伝えられます。
世代が繰り返されるごとに新しい情報が増えていき、
キャパシティを越えた頃に、「情報を形に残す」事を覚えます。
最初は「絵」、やがて「文字」に変わり、
情報を出来るだけ長く残すために、紙に書き留めるようになります。
紙が膨大になれば、本にし情報を整理します。
本が膨大になれば、フロッピーでスリム化。
さらにそれでも膨大になれば、容量を増やし、CD、MO、DVD。
人は知識を得て、それを子孫に残すことで進化してきた生き物なのです。

得た情報は互いに認識しようとします。
一人が抱え込んでいても、人間と言う生態が将来発展するためにはなりません。
ですから、多くの人で共有の認知として知識を伝達します。
得た情報を子供に伝え、子供から孫へ伝えていきます。
伝達の初めは「声」、情報量が増えれば「言葉」に代わり、
遠くに伝達するために、のろし、手紙、電話・・・今ではインターネット。



人間がどのように進化してきたか。
どのような部分に特化していたかを考えれば、
人間の本能とは「情報を得ること」と「情報を伝達すること」だと言えるのです。



これを踏まえると、
実は、多くの「大社会と言う環境で生息している生き物たち」は
情報の伝達し、共有する生息方法を行っていることが解かります。
アリがエサを見つければ(情報)、教えて全員で巣穴に持ち帰る(伝達)と言ったように・・・。
(人間が他の生き物と違うのはその情報を膨大に蓄積し、次の世代にも伝達する事)




こう考えると・・・
例えば、実在するかどうかわからない
UMAやUFO、宇宙人に幽霊といった存在を子供が大好きなのも、
「情報の最先端を知ろうとする」ことに繋がります。

例えば、女性の噂話好きだって本能になってしまいます。
噂話は情報の最先端。
そして、その情報を多くの人に伝達するために井戸端会議。

例えば、「絶対に誰にも言うなよ?」と言う男性。
誰にも言われたくないなら初めから言わなければいいのに言いたくて仕方が無い。
これも自分だけが知りえる情報を広めようとする本能に他ならないのです・・・。

















最近、良くいろんな場所で見かけることがあります・・・

道を歩いているとき、
スーパーで買い物しているとき、
のんびりと、バスに乗っているとき、

いろんなタイミングで子供が「アレはなに?」って聞くのを耳にして
親がどんな風に答えるのか見ていると・・・
「言っても解からないでしょ?」とか言っていたり、
そのモノに対して"全くのウソ"を教えてみたり、
さらには、子供が聞いているにも関わらず無視をしている親も居ますが・・・

子供が新たに得た情報を親に「聞いて聞いて」とせがむのを、
「うるさい」と怒鳴ってみたり、
「さっき聞いた」と一度聞いた事を言ってみたり
やはり、子供がしゃべっているにも関わらず無視をしている親がいたり・・・



「知ろうとする能力」を潰してしまっては将来生き抜いていけませんよ?
「知ろうとする能力」が本能であるのならば、それをうまく利用し
一人でも地球で生き抜いていけるように
「情報を得ること」と「情報を伝達すること」を伸ばしてあげるべきだと考えるのです。
by mikenekohanten | 2007-02-13 13:08 | 雑談