【ヤハズエンドウ】

4月10日 はれ


にゃんぱち はゆです♪



さて、今回紹介する植物は【ヤハズエンドウ】です。

あれ?
名前を聞いた事無いですか?(゜∇゜)

でも、植物に興味を持って道を歩いている人でしたら、
恐らく見た事ある人も多いはずです♪

さて、このヤハズエンドウの正体とは・・・

















【ヤハズエンドウ】_a0059328_2102198.jpg



 【ヤハズエンドウ】矢筈豌豆
  本州から九州にまで分布が確認されているマメ科の越年草。
  秋の頃に発芽し、年をまたいで紅色の花を咲かせる。
  花期が終わると、果実をつけ、熟すると黒くなり裂けて種を飛ばす。
  若芽や熟した種は食する事ができる。

  似た種にホソバヤハズエンドウと呼ばれる種があるが、
  ホソバヤハズエンドウは葉が極端に細長くなるために見分けが付く。

  名前の由来は葉の形状から。
  弓矢に使われる矢の尻の羽根の部分を矢筈と呼び、
  葉の形状がそれに似ている事、
  または葉脈に沿って切ると矢筈に見える事から、ヤハズエンドウと呼ばれる。
  また、別名のカラスノエンドウは
  実が熟すると黒くなる事から、烏のような野豌豆と言う意味で
  カラスノエンドウと呼ばれるようになったと言われる。

  マメ科
  学名:Vicia angustifolia
  別名:カラスノエンドウ(烏野豌豆)
  花期;春



【ヤハズエンドウ】_a0059328_295427.jpg

















さて、写真を見て「おや?」っと思った方も多いかも知れません。
ご存知のカラスノエンドウですっ!!!
実はカラスノエンドウと一般的に言われていた
この植物の標準和名は【ヤハズエンドウ】なのですっ!!!



2枚目の写真を見ると、葉の形が弓矢の矢筈に見えますね♪
「←<」 矢のおしりの羽根の部分です。
そこでヤハズエンドウと呼ばれるようになったのですが・・・

【ヤハズエンドウ】_a0059328_2213146.jpg


この熟した黒い鞘・・・
ここから、カラスノエンドウと言う名前が付けられていも居ます。
しかも、調べてみるとどうやら、
教科書などに「カラスノエンドウ」として記載された事から
一般的に広がったそうですね・・・





標準和名と一般名。
これが良く混合される植物と出会います・・・
どちらで呼んでいいものか。

呼びなれた方が良いのか、
それとも、周知された標準が良いのか・・・。
悩んでしまいますね(´・ω・`)





植物を勉強する、もしくは教える立場としては
「標準和名」を使うのが正しいのかも知れませんが、
実は、"相手"に通じれば名前なんてものは何でも良いのかも知れません(≧▽≦)





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