【はゆのトンデモ地球論】その26

にゃろっきゅ はゆです

はゆのトンデモ地球論、第二十六回目です。
でも、読まれる前には注意があります。
はゆのトンでも地球論は第一回目から順番にお読みください(`・ω・´)

 →【はゆのトンデモ地球論】
















では、【はゆのトンデモ地球論】の第二十六回目に行きましょう♪
今回のテーマは「ルールとは? その3」です。

















さて、前回のトンデモ地球論ではパッシングの本来の語源を伝えた訳だが、
では現在に使われているパッシングは、そのルールから反するものだろうか?

今回はそのあたりを語っていこうと思う。



前回にも同じように、パッシングの行なわれ方に対して幾つかの状況を記載していた。
今回もその状況を引用しよう。

 車のパッシングを例に挙げれば、
 スピードが出やすい国道で対向車がパッシングしてきたらネズミ捕りに忠告。
 トンネルを抜けた後で対向車がパッシングしてきたらライトを付けっぱなしの忠告。
 長い夜道を走っていた時に対向車がパッシングしてきたらハイライトでまぶしいの忠告。
 交差点などを右折時に、対向車がパッシングしてきたら優先を譲ってくれた合図。




こういったパッシングの使われ方はどうだろうか?
本来のの使われ方とは少々使われ方が変わってきている事が見て取れるが、
これには実は理由がある。

前回の記事でも少し記載したのだが、
実は本来のパッシングは「攻撃性」を秘めている。
後ろからハイライトでピカピカとされた後に、
自分が走っているスピードを上回る速さで追い越していくのである・・・

短気な人ならまるで自分が遅いと言われているようで、
逆にスピードを上げて競うような人も居るだろう。
現に後ろからパッシングをされると煽られていると感じるケース多いと言う。

つまり、後方からのパッシングの後に追い越される行為を
不快に感じる人は多いと言うことだ。
これが本来の使われ方が現在までに廃れてきた原因であると言える。





では、現在の使われ方はどうだろうか?
最も一般的な使われ方として、交差点でのパッシングを例に挙げてみよう。

交差点で右折しようと停止していたら、
正面から来ていた車が停止し、パッシングをした・・・。

即ち「優先を譲ります」と言う合図だと受け取ればよい。

このパッシングの使われ方は本来の使われ方と違い攻撃性が薄い。
なぜなら、本来の使われ方が「優先を私に譲ってください」と言う自己主張に対し、
現在の使われ方は「優先をあなたに譲ります」と言う相手への主張なのだ。

こう考えても、攻撃性が非常に薄く、譲られた方も譲った方も、
不快な気持ちになる事無く、運転を行っていく事が出来るといえるだろう。




なるほど、比べてみれば一目瞭然である事が解かる。
こうやってみれば、本来の使われ方が廃れ、現在のような使われ方が残る事が解かる。





そして、交通規制やライトを付けっ放しに対する合図としてもパッシングが使われるが、
これは先に述べた現在のパッシングの行なわれ方を理解すれば、
「優先を相手に譲る」と言う合図を受けた後に、
ありがとうの合図でパッシングを仕返すのが定着し、
そのうちに「何かに注意」と言う意味合いで使われるようになってきたことが解かる。





即ち、このパッシングと行為は「パスします」と言う意味合いから
ドライバー同士のその場に応じたコミュニケーションに変わって来ているといえる。

















さて・・・問題はここからである。

 動物保護における机上の法律は、フィールドに出ていると合わないことが多い。

 法律上、例えば、
 特別天然記念物が怪我をしているのを発見し、
 それを善意で保護センターに運んだ場合、文化財保護法違反になる。
 また、交通事故などに合い道路の中央などで死滅している特別天然記念物を
 善意で道路脇などに移動した場合は森林法違反になる。

 こんなことが起こるから、新しくフィールドに出る者にはこういった内容は教えない。

 車のパッシングを例に挙げれば、
 スピードが出やすい国道で対向車がパッシングしてきたらネズミ捕りに忠告。
 トンネルを抜けた後で対向車がパッシングしてきたらライトを付けっぱなしの忠告。
 長い夜道を走っていた時に対向車がパッシングしてきたらハイライトでまぶしいの忠告。
 交差点などを右折時に、対向車がパッシングしてきたら優先を譲ってくれた合図。

 ・・・と思って右折しようと発進したら、
 実は信号が黄色から赤に変わりかけていて、
 黄色信号でも直進するから曲がってくるな、と言う忠告を込めた合図で、
 右折車と直進車が正面から接触事故を起こしていまう。 

 状況はcase by caseで変わる。

 生兵法は大怪我の元であるから、
 そう言った机上の法律を学ぶのではなく、フィールドから学ぶのが良い。
 だから新しくフィールドに出る者に、こういった法的内容は教えない。
 何も知らない状態なら、怪我をした特別天然記念物などを見つけたら、
 保護センターに連絡すればいい。

この記事で使われた
パッシングをしてきたから優先を譲ってくれた合図だと思っていたら
実は相手は「直進するぞ」と言う意思表示で、
突っ込んできて接触事故を起こしてしまった・・・と言う例え。
これが本当に「例え」として正しいのか?




このときの直進して来た車のパッシングは
「何かに注意」と言う「意思表示」でパッシングし、
本来の意味である「自分の主張を通す」意味合いでパッシングした事が解かる。

逆にそれを受けたもう一方の車は
「優先を譲ってくれた」と言う「意思表示」として勘違いをして受け、
出発した事により接触事故を起こしてしまうわけだ。



つまり、私が先に述べてきた「パッシングの語源」や
「現在のパッシングの使われ方」を当てはめてみれば、
この例えを出した人間の言っている事は確かに正解に聞こえる。

そうだろう?
「パッシング」の使われ方には双方に問題は無く、
一見すると、「パッシング」をその場に応じて理解し
使い分けなかった事により事故が起こった・・・ように見えるからだ。

















しかし、これは「巧妙」な自分の意見を言いたいが為の「例え」であると私は思うのだ。
それがどういうことなのか。
次回はそのあたりを語っていく。
by mikenekohanten | 2007-05-30 14:41 | 雑談