【トノサマガエルの卵塊】

4月17日 はれ


にゃんぱち はゆです♪



自然生態園で早い時期に見られる蛙の卵塊と言えば、アカガエルの卵塊です♪
非常に多くの卵塊が自然生態園でも確認されました。

もちろん、早い種は1月の半ばには卵を産みますから、
4月にもなると、殆どのアカガエルは小さなカエルになっちゃっています♪

 3月のアカガエルに関する記事はこちら。
 →自然生態園へ行こう の ブログ : 【黒い・・・点々・・・】





4月になってこのアカガエルに似た卵塊を自然生態園で発見しました♪
卵塊の形状はアカガエルより大型。

自然生態園でこの時期に見られる、この形状の卵塊を生むカエルは1種。
トノサマガエルの卵塊です(≧▽≦)
















【トノサマガエルの卵塊】_a0059328_22331913.jpg



 【トノサマカエル・♂】殿様蛙
  本州から九州にまで生息が確認されているアカガエルの1種。
  日本の水田環境に適応し、産卵などの繁殖期に良く見る事ができる。
  食性は主に昆虫。
  産卵期には1回の産卵しか行なわない。

  雄と雌では体の紋様に違いがあり、
  雄は背面が黄緑色で繁殖期に黄色になるが、
  雌は胴の横腹から腹部にかけて白黒の縞模様がある。
  また、雄に比べ雌が一回り大きい為に容易に見分ける事が出来る。

  似た種にトウキョウダルマガエルと言う種があり、
  トノサマガエルと混同され、見分けるのは困難だと言われる。
  主な特徴としては、
  カエルをひっくり返した時、トノサマガエルは白いのに対し、
  トウキョウダルマガエルは白黒の紋様がある。
  また、トノサマガエルはトウキョウダルマガエルに比べ後ろ足が長い。

  トノサマカエルの名前の由来は
  日本在来の他のカエルに比べ比較的大きい部類であり、
  さらに見た目が悠然としているところを殿様に見立てたと言われる。

  アカガエル科
  学名:Rana nigromaculata
  活期:春~秋



【トノサマガエルの卵塊】_a0059328_22435438.jpg

















写真はトノサマガエルの卵塊ですが、
卵塊を良く見ると、通常、黒い粒のはずが、白い粒が点々と見えます。
そして、その上にはアメンボかな?

卵塊の核となる粒は半分が白く、半分が黒。
通常白色が下側で、黒色が上側を向くのですが、
これが死んじゃうと、白くにごってしまいます・・・

アメンボが卵塊の核を吸うという話は知りませんが、
もしかしたら、アメンボたちが食べちゃったのかな・・・(´・ω・`)
だとしたら・・・生態系と言うのは不思議ですよね。

卵塊の頃はアメンボに食べられ・・・
大人になり、カエルになると、アメンボを食べる・・・
by mikenekohanten | 2007-04-17 22:19 | 昆虫・生き物他