【ゼンマイ】

4月19日 はれ


にゃんぱち はゆです♪



4月も半ばになると、
山の谷間でシダ類の芽生えを見ることが出来ます。

山野草取りにはたまらない光景ですよねっ
ゼンマイにワラビ・・・ヨダレが止まらなくなります(*´ρ`*)

でも、自然生態園は採取禁止なんですけどね♪

















【ゼンマイ】_a0059328_23375096.jpg



 【ゼンマイ】薇
  日本全土に分布が確認されているシダ植物で、ゼンマイ科の多年草。
  湿気た場所を好む。
  新芽が春の頃に毛に覆われたウズを撒いた状態で出てくる。  
  やがてそれが伸び、シダの形状になる。

  雄株と雌株があるとされ、
  雄株と呼ばれるのが胞子嚢(胞子葉)で種を飛ばす役目を果たし、
  雌株と呼ばれるのが栄養葉で栄養を作る。

  名前の由来はその形状から。
  一文銭の穴に紐を通して束ねた姿に見えた事により
  文銭巻きが訛り、ゼニマキ、ゼンマイとなったと言われる。

  ゼンマイ科
  学名:名Osmunda japonica Thunb
  芽期:春



【ゼンマイ】_a0059328_055658.jpg

















さて、
ゼンマイには男ゼンマイと呼ばれる種と女ゼンマイと呼ばれる種があります。
上の説明では雄株、雌株と称しているものですね。
昔の人はゼンマイを採取する時、
基本的に男ゼンマイを残して、女ゼンマイを採取します。

とある大学の先生の話では、
男ゼンマイは胞子嚢のため、取ってしまえば翌年困る。
だから、男ゼンマイは取らずに残して、女ゼンマイを取るんだろう
・・・と仰っていました。








【ゼンマイ】_a0059328_0233389.jpg









そんな話を聞いた後、友達の敷地の山の散策をしていたときの事でした。
その山の中でご年配の女性の方に出会ったのです。
その方は山菜取りをされていました。
ちなみにその山は山を荒らさない事を条件に採取自由となっています♪

その年配の方が何をしているのかと良く見ていると、
どうやら、ゼンマイを取っていたのですが、
前に聞いたとおり、いくつかのゼンマイを残しながら採取しているのです。
残しているゼンマイはどうやら男ゼンマイのみ。

私はそのご年配の方に
確か、男ゼンマイは翌年のために残すんですよね~」と話しかけると、
そのご年配の女性が少し訝しげな顔を浮かべた後、
男ゼンマイは調理するとボロボロになって食べれないから取らないだけだよ
なんて言われてしまいました( ̄△ ̄;)ゞ








【ゼンマイ】_a0059328_0235325.jpg








なんだか、このときのやり取りをしていて、
案外、生き物の生態ってよりは、
そう言った生活から根付いた事の方が大きいのかな?
なんて風にも思った1日でした(`・ω・´)