【シュレーゲルアオガエル】

5月7日 はれ


にゃんぱち はゆです♪



5月に入ると、自然生態園の山の谷間からコロコロと可愛らしい声が聞こえてきます。
声の主を昔の人は森の精霊と考えていた、と言う話もあります(≧▽≦)
それだけ透き通った気持ち良い声を聞かせてくれるのです。

自然生態園で聞こえてくるこの子達は、
どうやら放棄された田んぼの畦の土の中から鳴いているみたいで、
もう少しすると始まる繁殖の時期に備えて、お互いに呼び合っているようです♪

その声の主はシュレーゲルアオガエル
















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 【シュレーゲルアオガエル】Schlegel's Green Tree Frog
  本州から九州にまで生息が確認されているアオガエル科のカエル。
  低山地の谷間にある浅い水域がある林を好む。
  日本固有種である。
  腹部は白く、背部は暗色から明色までの緑色の変化が見られる他、
  稀に、背部に黄色い紋が見られる固体もある。
  足のヒレは小さく、指先に吸盤が見られる。
  また、オスは成熟すると首の下が黒くなる。
  食性は肉食であり、自分より小さな昆虫類などを食する。

  春から梅雨に掛けて繁殖期に入り、
  オスは田んぼなどの水辺の畦に浅い穴を掘りその中で鳴いてメスを呼び
  近づいてきたメスを抱接*¹し、近くの水辺で泡状の卵塊を産卵させる。
  夏の頃には近隣の林に戻り、背の低い木の上で生活する。
  また、冬には浅い土の中で冬眠を行なう。

  似た種にはニホンアマガエルやモリアオガエルと呼ばれる種がある。
  ニホンアマガエルは目から鼻の先に掛けて黒い紋があるのに対し、
  本種にはそれが見られないため識別できる。
  例外はあるが、モリアオガエルは一般的に目の色が赤み掛かるのに対し、
  本種は目の色が金色掛かり、識別する事が出来る。
  また、本種はモリアオガエルに比べ水かきの発達が未熟と言われる。
 
  名前の由来はオランダのライデン王立自然史博物館第二代館長であった、
  ヘルマン・シュレーゲル氏の名前より。
  元々、日本固有種であるシュレーゲルアオガエルは
  日本の研究をしていたシーボルトにより"アマガエル"として持ち帰られ、
  その後の研究により「アマガエルの中に別の種が混じっている」事が解り、
  新種の発見として日本動物史の一部を執筆した
  ヘルマン・シュレーゲル氏の名前がつけられた。

  アオガエル科
  学名:Rhacophorus schlegelii
  活期:春~夏



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コロコロと非常に美しい鳴き声で鳴いています。
始めはお互いの居場所を確認するために鳴き、
そのうち、メスを呼ぶような鳴き声に変わるんですね(≧▽≦)

この声が非常にキレイなので私は大好きだったりするんです♪

春から梅雨にかけての自然生態園で聞こえる大合唱。
是非みなさんにも聞いていただきたい(*´▽`*)b

















そういえば、去年はこんな事も・・・

 自然生態園へ行こう の ブログ : 【シュレーゲルアオガエルの卵隗】
by mikenekohanten | 2007-05-07 20:57 | 昆虫・生き物他