【アヤメ】

5月7日 はれ


にゃんぱち はゆです♪



自然生態園の観察園にはいくつか植えられた品種の植物があります。
と言っても、自然生態園がオープンされるより以前のものです。
(中庭、裏庭にはオープンするときに植栽されたものも多くあります)

今回、記事にするこのアヤメもまた、
自然生態園がオープンされる前に植えられたものでは無いか? と
言われている植物の1つですね(`・ω・´)
















【アヤメ】_a0059328_22251195.jpg



 【アヤメ】文目・網目・菖蒲
  日本全土に分布が確認されているアヤメ科の多年草。
  日当たりの良い草地や低山地で、やや乾いた土地を好む。
  夏の頃にハナショウブに似た花を付ける。

  似た種にノハナショウブ、カキツバタがあるが、
  ノハナショウブやカキツバタが湿地を好むのに対し、
  本種が比較的乾燥したところを好む傾向にある。
  また、本種は花びらに見られる網目状の紋は本種がハッキリしており、
  ノハナショウブやカキツバタにはそれがハッキリと見られない。
  ただし、園芸品種は数多くありこの限りでは無い。

  名前の由来には諸説あるのだが、一般的には花の紋様から。
  花びらに複数の網目状の紋様があり、それを道に見立て、文目とした説。
  その網目状の文様を編み目に見立て、網目(編み目)とした説などがある。
  また、漢字で菖蒲と書く場合があるが、
  これは葉がショウブに似ていることに由来する。

  アヤメ科
  学名:Iris sanguinea
  花期:夏  



【アヤメ】_a0059328_22563615.jpg

















自然生態園は昭和30年ごろに実際に人が住んでいた土地でした。
そのため、その頃にそこに住んでいた人が植えたものでは無いか? と言う植物も
いくつか見ることが出来るのです。
このアヤメもその可能性が高いと言われている植物なのです(`・ω・´)

アヤメが確認できる場所の近くには畑の畝が放棄された状態で、
その形状もまだ今に残っている場所です。
















さて、2枚目の写真を見ると、
花の中央の黄色く色づいた部分に紫色の網目状の紋様を見る事が出来ます。
これがどうやら、アヤメの名前の由来であり、アヤメの特徴であもりそうです。

以前「通常、標準和名は「カタカナ」で表記するものだ」と言う話をした事がありますが、
このアヤメなどを見ると、その理由がハッキリと解かりますね。

漢字で書くと、アヤメは菖蒲と書くのが一般的です。
そして、別の科にあるショウブは菖蒲と書きます。

どちらも同じ漢字を使い、科目も花の形状も全然違う植物を指します・・・( ̄△ ̄;)ゞ
そう言った混乱を避けるために、基本的にカタカナで記載するのですね(`・ω・´)