【ケラ】

5月7日 はれ


にゃんぱち はゆです♪



田んぼにはイロイロ生物が居て、
それこそ、地球観察をしていたら、1日が過ぎ去ってしまいそうなぐらい、
沢山の生き物たちに出会う事が出来ます(`・ω・´)

そんな中で今回であった生き物が・・・ケラ・・・です。

「ミミズだってぇ、オケラだってぇ アメンボだってぇ~♪」でもお馴染みの
あのケラですヽ(*゜▽゜)ノ

















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 【ケラ】螻蛄
  日本全土に生息が確認されているケラ科の仲間。
  昔の田んぼのような、浅く柔らかい泥が蓄積している場所を好む他、
  畑や草地のような場所の土の中にも居る。
  全身はビロードのような手触りの毛を持つ。
  前足は穴を掘るために平たい構造をし、上半身は地中を潜るために硬い。
  下半身は非常に柔らかく、後羽根があり飛ぶ事も出来る。
  基本的に湿地で活動をして水の中で泳ぐ事も出来る。
  冬を成虫で越し、春から秋にかけて活動を行なう。
  食性は雑食と言われ、ミミズや植物の根などを食べると言う。
  土の中からジィ―と言う単調な鳴き声を発する。

  名前の由来はその見た目から。
  まるでセミの抜け殻のように見えることから
  「殻(から)」が訛ったという説がある。
  また、漢字で螻蛄と書くのは漢名の転用である。

  ケラ科
  学名:Gryllotalpa orientalis
  別名:土竜蟋蟀(もぐらこうろぎ・英名/学名)
  活期:春~秋



【ケラ】_a0059328_2154752.jpg

















ケラが付く言葉で有名なのが、文無しを意味する「オケラになる
語源はイロイロあるのだけど、一番有名と思われる説が
文無しの人がお手上げと、両方の手のひらを見せて一文無しをアピールする姿を
オケラを捕まえると前足を大きく広げる仕草に見立てて「オケラの真似をする」から
オケラになると言われたようです(`・ω・´)

それぐらいオケラが両手を広げるのは有名な仕草のようで、
これを使った子供の遊びもいくつか残っています。
特に有名なのが「どれぐらい~~~?」と言う遊び・・・
主に男の子の遊びですが、女性の方でも知っている人は多いみたいですね。

そんなケラですが、実はコオロギの仲間です。
泳いで、飛んで、跳ねて、走って、掘って・・・様々な活動をしますが、
魚のように泳げず、鳥のように飛べず、カエルのように跳ねれず、
ネズミのように走れず、モグラのように掘れないことから、
「器用貧乏」と言う意味を持つ、ケラの五芸と言う言葉も生まれました。

どうにも、ケラは良い例えにされませんね・・・

良い例えに言われないと言えば「虫けら」と言う言葉。
本来、蒸気るが転じたものとも言われますが、
今は虫螻と漢字で書き、ケラを蔑んで言います。
なんとも可哀想です・・・(´・ω・`)





さて、日本名はケラですが、
学名や英名では共に、モグラコオロギと言う意味合いを持つ名前が付けられています。
名前の由来どおり、地面に穴を掘る姿をモグラに見立てたわけですが、
それ以外にも、ケラとモグラは似た特徴を持っています。(`・ω・´)

例えば、ビロードの毛。
モグラの毛は短毛で真っ直ぐ生えています。
これは土の中を移動していても泥が付着しづらいと同時に、
前方に進んでも、後方に進んでも、毛が直毛なので引っかからないと言う特徴。

また、前足も土を掘り出すための進化なのか、
モグラに近い形状をして居るそうで・・・

モグラとケラは全く別の生き物ですが、
近い環境での進化によって、非常に似た形状をする事が解かりますね♪

これを専門用語で収斂進化(しゅうれんしんか)と言うそうで、
モグラとケラはその代表的な例で言われるそうです。





自然って、ホントに面白いですね(≧▽≦)
by mikenekohanten | 2007-05-07 21:19 | 昆虫・生き物他