【カキノキ】

5月28日 はれ


にゃんぱち はゆです♪





今回はカキノキのご紹介♪
カキノキと言えば、あの秋を代表する果物とも言える、柿の成る木ですね(*´▽`*)

自然生態園では、2種のカキノキを確認する事が出来、
1種は南の台地にある、果樹園の柿。
もう1種は自然生態園の中にチョコチョコと見られる野生の柿です(`・ω・´)
















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 【カキノキ】柿乃木
  日本全土に分布が確認されている
  中国原産史前帰化のカキノキ科の落葉低木。
  日当たりの良いところを好む。
  高さは15mほどになり、樹皮は縦に裂ける。
  葉は互生に付け、全縁、広楕円形から卵状楕円形になる。
  雌雄同株である。
  夏の初めに葉腋に黄緑色の花を下向きにつける。
  雄花は集散花序に数個ならび、雌花は大き目の花が一つずつ咲く。

  山野にあり、葉や子房に毛が多いものをヤマガキと分類することもあるが、
  雑種なども多く、一般的に識別は難しいとされている。

  また、基本的に野生種の柿は渋柿であるとされる。
  柿は実生から育ったものは一般的には渋柿になる確立が高いと言われ、
  甘柿はそれの突然変種であると言う。
  果樹園などに植えられる甘柿は、甘柿の種を接木されたものである。
  その為、多くの野生種が渋柿になる。

  食用のカキの他、渋柿は柿渋から防腐剤を作ったり、干し柿を作ったり、
  柿の葉は煎じてお茶などに利用される。
 
  名前の由来は樹木の特徴から。
  カキノキを切ると、中央部が赤色をし、赤い木から「アカギ」と呼ばれ、
  それが転じて「カキ」と呼ばれるようになったのだが、
  いつしか「カキ」は実を指す言葉になり、カキが成る木でカキノキと呼ばれる。

  カキノキ科
  学名:Diospyros kaki
  花期:夏



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自然生態園で見られる2種のカキ。
果樹園で見られるのは恐らく甘柿でしょう。
接木などをして人が食べるように改良されたものですね。
大きな実がなりますし、
秋の熟れる頃にはカラスが啄ばんでいるので恐らく甘いのだと思います。

逆に、自然生態園の山路で見られるカキノキは渋柿でしょうね。
野鳥などが殆ど見向きもせず残っている姿を見ますし、
実は小さく、生け花などで利用しそうです。



カキって甘柿だったとしても、その種を撒いて生えてくるのは渋柿。
「接木で増やす」事を始めに考えた人って凄いですよね(`・ω・´)
この技術が生まれるでは、カキって渋いものだったのでしょうね・・・

渋柿と言えば、すぐに出てくるのが干し柿。
これも「渋いカキの皮を剥いて干すと甘くなる」事に初めて気づいた人は凄い・・・。





そんなカキですが、甘柿が突然変異で出来るなんて不思議で仕方ありません。
果樹園などにある甘柿の被害を良く聞くのは、カラスによる被害です。
つまり、カラスは甘いものが大好きで、甘柿が好物だと解かります。

ところが、山の中にある柿・・・野生の物ですから、恐らく渋柿でしょう。
殆どの鳥が手をつけずに残してあるのです・・・
もちろん、甘いもの好きのカラスも手をつけていません。

普通、こういった植物の場合、鳥などに食べられる事により種を運んでもらい、
生息地を広げていくと言うのが植物の知恵のハズ・・・
なのに、野生のカキは多くの場合が渋柿で鳥に食べられる事無く残っています。
これって不思議ですよね・・・

全て甘柿なら、容易に鳥が食べ、
容易に分布を広げる事が出来るはずなのに、
何故、渋柿ばかりができて、
狙ったように僅かな確立で甘柿ができて、それが鳥により運ばれる・・・

まるで自らの繁殖を抑制しているように思えます・・・(`・ω・´)




植物の知恵・・・まだまだ奥深そうです



















6月5日撮影分

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カキノキに・・・ぶぅ~んっ







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ハチが・・・








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蜜、うんま~ぃ」(≧ρ≦)