【フトイ刈り・撤去作業】

2月25日 くもり


にゃんぱち はゆです♪





2月25日、曇りの日。
自然生態園ではインタープリターボランティアさんの手によって
フトイ田の枯れたフトイの刈り取り、撤去作業が行なわれました(`・ω・´)

自然生態園が開園した当初はたった数株しか確認されなかったフトイですが、
開園から約6年間たち、
今では北の谷の休耕田の1枚を埋め尽くすほど繁殖しています。
これが初夏の頃に田んぼ一面のキレイなフトイ田を見せてくれるのですが・・・





これまでは放置していたこのフトイ田。
しかし、良く見ると枯れたフトイが随分と蓄積しているのが解かります。

その田を見てインタープリターボランティアさんの1人が
枯れたフトイを刈り取って撤去した方が、
 その後の芽生えがキレイに見られるんじゃないかな?
」と提案し、
今回、その枯れたフトイの刈り取りと撤去作業を行う事になったのです(`・ω・´)
















【フトイ刈り・撤去作業】_a0059328_2302975.jpg


田んぼから立ち上がった、やや枯れた植物。
田んぼ一面に見えて居ますが、これ、ほぼ全てフトイが枯れたもの。
これを刈り取っていきます。

・・・と言っても、全部を刈り取るわけではありません。

今回の作業・・・実は実験も兼ねていたりします。
実験内容はどういったものかというと、
非常にシンプルなもので、
田んぼの半分をノコガマを刈り取ります。
残りの半分は刈り取らずに、そのまま放置します(`・ω・´)

つまり、刈り取る部分と刈り取らない部分を作る事で、
その後の環境の経過を観察し、
どのような違いが出るかをチェックするのが目的だったりします♪

















【フトイ刈り・撤去作業】_a0059328_236838.jpg


刈り取りを終えると畦直しなども行ないます。
これまでフトイが生えたい放題になっていた環境ですから、
枯れたフトイは必然的に田んぼに蓄積していきます。

すると、田んぼの中で遷移が進み、
田んぼの底が徐々に浅くなっていくんですね。

そうすると畦が崩れ易くなり、
休耕田になっている水田も徐々に陸地化されてきて、
湿生の植物が姿を消してしまうので、
畦を手直しし、少しだけ深くしてあげる必要もあります。

















【フトイ刈り・撤去作業】_a0059328_23104472.jpg


刈り取り途中で見つけたのはコレ。
枯れたフトイで作った鞠のような物体。
恐らくはカヤネズミの巣であると思われます。

古い巣で中身はカラッポ。
繁殖期は暖かい地方で初夏と秋と2回あるそうですが、
コレは去年の秋の巣かな?

フトイの影に隠れるようにして巣を作って、子育てしていたんでしょうね(≧▽≦)

















【フトイ刈り・撤去作業】_a0059328_23102432.jpg


刈り取られたフトイは見ての通り、リヤカーに山盛り♪
こう言うのを見ると「仕事した――――――っ!!!」って気になりませんか?

















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コレが刈り取り後の風景♪
田んぼを半分に割って、半分を刈り取り、
半分は枯れたフトイをそのまま残しています・・・

コレが、初夏の頃の芽生えでどのような変化になるのか・・・
報告は次回っ!!!
by mikenekohanten | 2007-02-25 22:40 | イベント