【ブタナ】

5月28日 はれ


にゃんぱち はゆです♪




自然生態園を歩いていると、
タンポポっぽい姿をしているけど、やけに茎が長いなぁ~」と
ちょっと不思議な雰囲気を持つ草に出会う事があります♪

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去年もしっかり確認しました、ブタナです♪

















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【ブタナ】豚菜
  日本全土に生息が確認されているヨーロッパ原産の帰化、キク科の多年草。
  適度に刈り込みが行なわれる、人があまり入らない荒地を好む。
  花は多くの舌状花から形成され、雄性先熟。
  葉には毛が多く付き、円形のロゼット状になり、花期の頃には鋸歯が目立つ。
  花茎には基本的に葉は付かず、上部で枝分かれし、複数の頭花をつける。

  似た種には在来、外来のタンポポ属が見られるが、
  タンポポ属は1つの花茎に1つの頭花しか付かないが、
  本種は1つの花茎が途中で分岐し、複数の頭花をつけることで識別できる。

  名前の由来はフランスの俗名から。
  フランスではタンポポの葉などを食用にするのに対し、
  ブタナは好んで食べる事は無いため、
  "Salade de pore"豚のサラダ(人が食べないタンポポ)と呼ばれ、
  日本ではそれをそのまま当て、ブタナと呼んでいる。

  キク科
  学名:Hypochaeris radicata
  別名:タンポポもどき
  花期:初夏



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花だけ見ると、タンポポなのですが、
妙に茎が長くって、途中で枝分かれして・・・
タンポポに見えて、タンポポではない。
別名のタンポポもどきというのも解かりますね♪

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このブタナは前回紹介したノアザミと好む生息環境が近いと言えます。
常年ロゼットに近い形状で居るため、
背が高くなるような植物が多い土地では上手く光合成ができません。
ですから、適度に刈り込みが入る場所を好むようです♪

また、ロゼットの割りに人の踏みつけに弱いそうです・・・
なので、裸地で人があまり通らないような場所も好むようですね・・・