【ジュンサイ】

6月5日 はれ


にゃんぱち はゆです♪





6月に入り夏の入り口が感じられる暑い日が続く中、
植物も徐々に、夏模様と変わってきます。

自然生態園では夏の頃にジュンサイの間引き作業を行うため、
はゆさんは、ジュンサイの花が咲くと夏の入り口を感じてしまいます♪

















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【ジュンサイ】蓴菜・潤菜
 日本全土に分布が確認されているハゴロモモ科の多年草。
 日当たりの良い、泥が沈殿する中栄養のため池を好む。
 初夏の頃に葉の隙間から、独特の光沢のある赤い花を咲かせる。
 葉は楕円形で切れ目がなく、茎が葉の中央に付く。
 葉の裏面は赤味を帯び、ゼリーの滑りがある。
 若芽はゼリーに包まれ、お澄ましの具などの食用に使われる。

 名前の由来には諸説あるが、一般的には
 漢名の蓴に食用になるための菜を付けて蓴菜と呼ばれた説や
 滑りがある事から、潤い(保湿)の菜という意味で潤菜と呼ばれた説がある。

 ハゴロモモ科 (スイレン科、ジュンサイ科)
 学名:Brasenia schreberi 
 別名:奴奈波(ぬなわ)・沼縄(ぬわな)
 花期:夏



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凄く可愛らしい花で個人的には好きなのですが、
自然生態園では池一体に蔓延り他の植物を圧迫するため、
ジュンサイの間引き作業というものを行ないます(*´▽`*)

この時、池にボートを浮かべて、池に手を突っ込み、
茎を掴んで根っこから引き抜くのです。

茎にもゼリー状の滑りがぬるぬるっ
そして池に蔓延る姿。

古名が沼縄(ぬなわ)と言いますが、それが良く解かりますね。
ジュンサイが蔓延っている池で泳ぐとジュンサイに足を取られてしまいそうです。

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そんなジュンサイ。
以前に少しだけお吸い物にしていただいた事があります。
茎から葉柄が伸びてゼリーに包まれたままの、若い葉っぱを食用とします。
味は殆どしません。
無味無臭?
少し大きめの若葉は葉っぱの食感もありますが、
このジュンサイと言う食材は食感を楽しむための珍味ですね(*´ρ`*)b

しかし、この滑り、気になります(`・ω・´)
何故こんな滑りがあるのか・・・

水面に効率良く浮くためとか・・・
若葉や茎を魚や水生昆虫から食べられなくして、
若葉の食害を減らすための知恵・・・とも言えそうですよね(´・ω・`)