【ヤマトタマムシ】

7月11日 はれ


にゃんぱち はゆです♪



自然生態園に来られているボランティアさんが
なにやらタマムシを拾ったと言う。

私はタマムシを間近でまぢまぢと見た事がなかったので、
これはヨシッ!!! と観察させてもらう事に(≧▽≦)
















a0059328_6514722.jpg



【ヤマトタマムシ】大和玉虫
 本州から九州にまで分布が確認されているタマムシ科の仲間。
 低山地などの雑木林を好む。
 成虫は最大4cm程度にまでなる。
 幼虫は枯れたエノキやケヤキ、サクラなどの幹に潜り3年間ほどを過す。
 成虫は夏の頃に活動を始め、1ヶ月ほどで寿命を全うする。
 幼虫の食性は枯れたエノキやケヤキ、サクラなど。
 成虫は各樹木の葉。

 似た種にオオシマルリタマムシと呼ばれる種があるが
 背の美しい羽根の色合が滑らかな種をヤマトタマムシ、
 色合に点刻が粗く見える種をオオシマルリタマムシと識別すると言う。
  注)オオシマルリタマムシは奄美大島、沖縄諸島に分布し、
   現在は本土のヤマトタマムシの亜種とされている。

 名前の由来は、その色合から。
 美しい色合を見せる羽根を宝石の翡翠(ヒスイ)に見立て
 翡翠と言う意味を持つ「玉」を当てて、
 玉(翡翠・宝石)のような虫でタマムシと呼ばれる。
 本種はその仲間のうち、日本全土で
 一般的に見られる事からヤマトタマムシとされる。
 (通常、タマムシと単体で呼ばれる種はこのヤマトタマムシを指す)

 タマムシ科
 学名:Chrysochroa fulgidissima
 活期:夏



a0059328_7141343.jpg

















色合を見ると非常に美しい金属光沢をしています。
私は学がないので「玉虫厨子」と言うものを知らなかったのですが、
ボランティアさんから教えていただきました。

甲虫ですからその色合は死んでも、長い期間色褪せる事無く輝き続ける。
昔の人からすると非常に高貴な存在の昆虫だったのかもしれません(`・ω・´)

日本にはこの玉虫厨子のレプリカもあるようです。
5000匹のタマムシを用いて作られたそうですが・・・
羽根が美しいばっかりに人に捕らえられることを考えると
ちょっと残念な気もしますね・・・。

そんなキレイなタマムシの色。
あんなにキラキラとしていたら天敵の鳥などに食べられるのではないか?
そんな風に思ってしまいがちですが、
調べてみると、あのキラキラが鳥たちにとって不快らしく、
自ら近寄ってくる事がないそうです・・・

詳しく調べたわけでは無いので、はっきりとした説明では無いのですが、
タマムシの光沢の原理はCDのキラキラに良く似ているそうで、
それを考えると、鳥避けにCDをぶら下げる効果も
実はタマムシが昔から実践してきていると言えるのかもしれません(`・ω・´)

a0059328_7211144.jpg


前にTVで見た事があるのですが、
近年、タマムシの数が減っている理由の一つに
彼らの幼虫が朽木(枯れかかった木)を好み、
それを食性としている点があげられるそうです。

都会では樹木は概ね植えられたものですし、
枯れれば倒木の危険もあるので撤去されてしまいます。
そのため、街中での観察が減ってきたと言われているようです(´・ω・`)





さて・・・

普通、タマムシは高いところを飛んで移動します。
その為、中々このような角度から撮影する事は叶いません。

このタマムシをボランティアさんが「拾った」と言っていたのですが、
どうやら原因は羽根にあったようです。
羽根を広げても上手く飛び立てないようで・・・

一応、幼虫の食性樹木に逃がしてあげました。
無事、次の世代の子を産んで寿命を全うして欲しいと思います。
by mikenekohanten | 2007-07-11 06:47 | 昆虫・生き物他