【ツユクサ】

7月15日 はれ


にゃんぱち はゆです♪





自然生態園でも、7月半ばを過ぎた頃から
ツユクサが目立つようになってきます(*´▽`*)

もちろん、もう少し早い時期から花を咲かせているのですが、
咲き誇ろる頃はやっぱり、夏休みに入ろうかと言う頃ですね(`・ω・´)
















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【ツユクサ】露草、鴨跖草
 日本全土に分布が確認されているツユクサ科の一年草。
 湿度の高いやや半日陰のような場所を好む。
 花は梅雨の終わりごろから咲き始め、特徴的な形の花を咲かせる。
 茎は地面を這うように広がりながら枝分かれして広がる。
 2枚の青い花びらを付け、その下に突き出したおしべが出る。
 早朝に開花し、お昼過ぎには萎んでしまう短命の花。

 名前の由来にはいくつか諸説が有るのだが、
 午前中で萎んでしまう花を朝露に見立てツユクサと呼んだ説や
 古名で月草と呼ばれていたものが訛ってツユクサと呼んだ説がある。
 また、古名の月草も染料に使われていた花を「色が付く草」と言う意味で
 "付き草"と呼ばれていたものが転じて月草となったと言われている。
  
 ツユクサ科
 学名:Commelina communis
 別名:青草(アオクサ)、月草(ツキクサ)、
     帽子花(ボウシバナ)、蛍草(ホタルソウ)
 花期:夏~秋



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去年も少し書いたのですが、
ツユクサの受粉は、花が開花するまでに
9割もの確立で自家受粉してしまっているそうです。

花が開花するまでに9割の確立で自家受粉が終わっていると言うことは、
その付近の多くの固体が、同一DNAから増えた種であるといえます。

このツユクサの戦略は、ツユクサが多年草では無く一年草であることが揚げられ、
一年草であるため、子孫を残すためにはその年の勝負となります。
また、湿度の高い場所を好む彼らには風で運んでもらうと言う方法も
小さく午前中でしぼんでしまう彼らには虫に運んでもらうと言う方法も
"不確かである"と進化してきたのでしょう。

その結果が、自らが開花するまでに9割もの確立で自家受粉してしまう。
しかし、完全に自家受粉のみで子孫を残すつもりであれば
花を開花させる必要はありませんよね。
花を咲かせる栄養を種に回せばより強い種を作る事も可能でしょう。
しかしそれをしないと言うのはどういうことか。

やはり、花を咲かせるのは少しでも違うDNAを取り込むためと言えます。





良く目にする、不思議な形状のこの花一つをとってしても、
面白い進化を想像することが出来ますね(*´▽`*)