Wanted・・・ナゾトラノオ

7月20日 くもり


にゃんぱち はゆです♪





さて、前回と前々回で自然生態園で見られるサクラソウ科のトラノオ、
オカトラノオとヌマトラノオの2種をご紹介しました(*´▽`*)

 →自然生態園へ行こう の ブログ : 【オカトラノオ】
 →自然生態園へ行こう の ブログ : 【ヌマトラノオ】



しかし、自然生態園にはもう一種のトラノオを見る事が出来るのですが・・・
どうにも私では識別が出来ません・・・orz



誰か、教えてくださいっ!!!!
















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花だけ見ると、間違いなくサクラソウ科の仲間(*´▽`*)
















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この花穂と葉の大きさを見ると、どうやらヌマトラノオのように見えるのですが・・・

















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前回の記事で紹介したヌマトラノオに比べると、やや花穂が短い様子・・・

















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この子に至っては殆ど花穂が無いですね・・・

















さて・・・
ここまでの写真を見ていただければ、
恐らく多くの方がヌマトラノオだと思われたかもしれませんが・・・
実は、この子達は草地に出てきていたのです・・・Σ( ̄口 ̄∥)

ヌマトラノオは普通、しっかりとした湿地に出てきます。
しかし、この子が出てきたのは比較的日当たりの言い草地なのです・・・
セイタカアワダチソウやヨモギに混じって、この子が花を咲かせていたのですっ!!!

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いろんな人から話を聞いてまとめてみたところ、考えられる点は2点。




一つ目はヌマトラノオ説。

実はヌマトラノオも地面が湿っていたりすると、草地でも育つ事があるそうです。
水溜りが出来易いようなところなど。
観察できたところもやや水捌けが悪そうな所。
春から初夏にかけて雨が多かった事を考えると、上手く育ったのかもしれません。
花穂が短いのも、もしかすると、
湿地で無かった分、成長が不十分だったとも考えられますね。





二つ目はイヌヌマトラノオ説。

実は、オカトラノオとヌマトラノオの雑種でイヌヌマトラノオという子が居ます。
Webでいろいろ見てみましたが、
共通していえることは
オカトラノオとヌマトラノオの両方の性質が見られる・・・程度の説明。
例えば「花穂はヌマトラノオのように直立するのに、葉が大きい」とか
花付きが良くて、花穂は垂れるが、葉が細い」など・・・・

イヌトラノオは通常、
花穂に花付きが良くてオカトラノオのように見え、葉が細く乾燥地に生える、
もしくはやはり花付きが良くオカトラノオのように見え、葉が広いが湿地に生えるなどで
更に本州中部より北で多く見られるため、
今回の花の形状や四国は香川県にある点を考えると、
イヌヌマトラノオと見るにはやや無理がありそうですが・・・

四国は香川県ではヌマトラノオとオカトラノオの雑種が独自の形で出たとか・・・
つまり、ヌマトラノオの形状をした花穂と葉を持つのに、
湿地では無く草地に花を咲かせている・・・という双方の特徴を捉えた、
北のイヌヌマトラノオとは違うイヌヌマトラノオといえたりはしないかな・・・?





せめて、イヌヌマトラノオの決定的な特徴がわかれば
同定の手助けになるのですが・・・

誰か、ヒントを下さいッ!!!!ヽ(;´△`)ノ
by mikenekohanten | 2007-07-20 21:18 | 教えて下さい