【ヤマノイモ】

8月15日 はれ


にゃんぱち はゆです♪



2007年、イノシシの年。
自然生態園の放棄田や果樹園、整備された畦などを
何者かが耕していたり、おっきな穴を開けているなぁ~ と思ったら、
大抵、イノシシの仕業だったりします。

そして、彼らがおっきな穴を開ける理由の一つがどうやら
ヤマノイモでありそうだという事を、
2006年12月の記事にさせていただいたのですが・・・

 →自然生態園へ行こう の ブログ : 【ヤマノイモ】

どうやら今年もヤマノイモの花が咲いたようです。

















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【ヤマノイモ】山之芋
 本州から九州の山野に自生するヤマノイモ科つる性の多年草。
 ツルは長細いハート状の葉をつけ、木の枝に巻きつくように伸びる。
 葉は対生(2つ揃う)であるが、成長が悪いと互生(交互に付く)場合もある。
 雌雄異株(男木と女木がある)で、夏の頃に白い花をつけるのだが
 花びらはほとんど開かない。
 ヤマノイモの根は自然薯と呼ばれ食用となるほか、生薬にもなる。

 似た種にオニドコロと呼ばれるものがあるが、
 ヤマノイモの蔓がアサガオ巻きで葉は対生なのに対し、
 オニドコロの蔓は反アサガオ巻きで葉が互生であることから区別がつくと言う。
 (オニドコロは魚毒になるほど灰汁が強い)

 名前の由来は
 里で栽培されるものをサトイモと呼ぶのに対して、
 山に自生しているものをヤマノイモと呼ぶようになったとされる。

 ヤマノイモ科
 学名:Dioscorea japonica
 別名:自然薯(じねんじょ)、自然生(じねんじょう)
 花期:夏


【ヤマノイモ】_a0059328_1657684.jpg

















可愛らしい花を沢山咲かせてくれて、見た目にも楽しめ、
秋の頃にはムカゴを採取してムカゴごはんも楽しめるという
至りにつくせりな植物なのですが、
イノシシがヤマノイモを掘る為に
自然生態園のアチコチが穴だらけに・・・

山の中を掘り返すならまだしも、
どうやら園路際の方が作業がしやすいのか、園路際を穴だらけにしたり、
土留めを崩してまで穴を掘ったりして・・・中々元気なんです・・・

自然薯は美味しいですし、
イノシシも生きるために精一杯なのだろうと思うと、
穴を掘る気持ちも解かるのですが・・・
何とかならないか・・・とも( ̄△ ̄;)ゞ