【ヤハズソウ】

9月5日 はれ


にゃんぱち はゆです♪



春の頃に、ヤハズエンドウと言う種類の植物を紹介しました。

 →自然生態園へ行こう の ブログ : 【ヤハズエンドウ】
 →自然生態園へ行こう の ブログ : 【ホソバヤハズエンドウ】

覚えていますでしょうか?

ヤハゾウエンドウは一般的にはカラスノエンドウと呼ばれていますね。

この時のあえて"ヤハズ"と言う単語を使って植物を紹介した訳ですが、
今回は同様の理由で"ヤハズ"と言う名前が付けられた
ヤハズソウと呼ばれる植物です♪

















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【ヤハズソウ】矢筈草
 日本全土に分布が確認されているマメ科の一年草。
 畦道や荒地などの背の低い植物が生える草地を好む。
 葉は3小葉からなり、平行の脈がハッキリと診られる。
 花は薄紅色をし、葉の腋に1個から2個付ける。
 
 似た種にマルバヤハズソウと呼ばれる種があるが、
 本種に比べ、マルバヤハズソウは葉に丸みを帯び、
 葉の先がやや凹む傾向にある。
 また、茎に生える毛は上を向く点で識別できる。

 名前の由来はその特性から。
 葉の先を葉脈に沿って爪を立てて引っ張ると、
 残った葉の形が矢筈に見えるため、ヤハズソウと呼ばれる。

 マメ科
 学名:Kummerovia striata
 花期:夏



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以前紹介した、ヤハズエンドウと比べてみても、良く似た植物ですよね♪
同じマメ科ですから、似ていて当たり前と言えば当たり前なのでしょうが♪(*´▽`*)

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これが名前の由来となる、葉の特徴。
弓矢で使われる、""はご存知ですよね。
その"のお尻の部分。
弓の弦の部分に引っ掛けるところを""と言います。
つまり、窪みで作った引っ掛けを""と言い、
矢のお尻にある筈で"矢筈"となる訳ですね。

この"筈"は日本語でも良く使いますよね。
●●になる筈だ。」と言ったときに使う""も
矢筈が弓の弦にぴったりと合う事から、
「当たり前に起こりえる」と言う意味合いで使われています♪

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爪で形を入れると簡単に、この形状に千切れます。
(キレイに千切るのは難しいのだけど・・・)
もし、道端で見つけたら、是非やってみてください(*´▽`*)





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ハガキサイズの用紙に印刷して、ファイルに閉じて、フィールド図鑑に活用しよう♪
*商用の利用は禁止です