【アオイトトンボ】

9月27日 はれ


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にゃんぱち はゆです♪



自然生態園で見られるイトトンボの仲間のうち、
羽根を開いて止まるのがアオイトトンボの仲間

今回ご紹介する子は、その仲間の代表的な種、アオイトトンボ
もう、当ブログでもお馴染みのように何度かご紹介させていただきました♪

















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【アオイトトンボ】青糸蜻蛉
 日本全土に分布が確認されているアオイトトンボ科の仲間。
 抽水植物が生えるやや薄暗い池や沼を好む。
 初夏の頃に羽化を初め、その後に山に入り、
 初秋の頃に水場に下りてきて生殖活動を行なう。
 ♂は成熟すると胸部側面が黒くなり、
 その後に胸部と腹部の先(尻尾)で青白い粉を噴く。

 似た種にアオイトトンボ科の種があり、
 特にオオアオイトトンボとコバネアオイトトンボの同定が難しい。
  オオアオイトトンボ
   ・♂は腹部第10節に白い粉を噴く
   ・♂の下付属器の先は外に反る
   ・♀の産卵管は大きく発達している
   ・♂♀共に、翅胸側面の金属緑色の部が第2側縫線に十分に届く

  アオイトトンボ
   ・♂は腹部第9,10節に白い粉を噴く
   ・♂の下付属器の先は反らずに長い
   ・♀の産卵管はオオアオイトトンボに比べ未発達
   ・♂♀共に、翅胸側面の金属緑色の部が第2側縫線にやや届く

  コバネアオイトトンボ
   ・♂は腹部第9,10節に白い粉を噴く
   ・♂の下付属器の先は短い
   ・♀の産卵管はオオアオイトトンボに比べ未発達
   ・♂♀共に、翅胸側面の金属緑色の部が第2側縫線に届かない

 名前の由来はその体型から。
 体が細いところから糸に見立てイトトンボと呼ばれ、
 本種は青色が鮮やかであるため、アオイトトンボと呼ばれる。

 アオイトトンボ科
 学名:Lestes sponsa
 活期:夏~秋



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2年前に初めて この子を見つけたときは、
オオアオイトトンボと識別できませんでしたが、
今では雰囲気と印象である程度わかるようになりました♪

特に、写真の子は胴体が青白くなっていますよね。

似た仲間のオオアオイトトンボコバネアオイトトンボとは違い、
アオイトトンボの成熟したオスのみが白い粉を噴くので、
写真のように成熟した固体なら、すぐに解かりますね♪

成熟していない固体の場合は胸部側面の金属青紋の大きさで識別する必要があります。

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流石に この識別方法だと、動いている個体を見分けるのは難しそうです・・・
捉えてルーペで観察するか、カメラでしっかりと撮影するか・・・

う~~~~んっ(´・ω・`)















ハガキサイズの用紙に印刷して、ファイルに閉じて、フィールド図鑑に活用しよう♪
*商用の利用は禁止です。



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by mikenekohanten | 2007-09-27 20:45 | 昆虫・生き物他