【人狼館殺人事件】
元々は、100年ぐらい前からヨーロッパで遊ばれていたゲーム。
これが広まり、さまざまなローカルルールで発展。
バックパッカーの間ではダハブゲームとして遊ばれていたりします。
近年になって、「マフィア」や「人狼」といった設定が加えられ、
専用カードを使って遊ぶ
汝は人狼なりや?というカードゲームも出ています。
ここでは、はゆが、お友達と一緒に遊ぶ用のルールを記載します。
一般的な「人狼」のルールとは違います(汗
・・・で、個人的な趣味で「推理小説風」な設定となっています。
準備物
・トランプ×1組
・1円×1枚
・10円×1枚
・机×1台(参加者全員が座れて、互いに手が届くサイズ)
人数
・8人~13人
ルール
●アバウトルール
・犯人はターゲットを全て殺害するのが目的です。逆に、そのほかのプレイヤーは犯人を捕まえるのが目的です。
●事前準備
・役職を決めます。
1)スペードの「J」「Q」「K」「A」「2」「3」~の順番に参加人数分カードを抜き、束にします。
*参加者が10人いる場合、「K」「Q」「J」「A」「2」「3」「4」「5」「6」「7」を使います。
2)
束から1枚のカードを誰にも見えないように抜き、「ジョーカ」1枚を束に入れます。
*
抜き取られたカードが犯人プレイヤーの数字となります。
3)束をシャッフルし、参加者に1枚ずつカードを配ります。
4)各カードは各プレイヤーの前に裏向きの縦で置きます。
*
配られたカードは他人に見せてはいけません。
・ターゲットを決めます
1)ハートの「J」「Q」「K」「A」「2」「3」~の順番に参加人数分カードを抜き、束にします。
2)束をシャッフルし、3枚のカードを抜き、参加者に見えないように裏にして並べて置きます。
*3枚のカードが犯人に狙われたターゲットです。
3)残りの束は、情報カードとして、その横に並べて置きます。
・コイン(1円玉と10円玉)を中央に置きます。
●役職(能力)の説明
・「ジョーカ」:犯人
犯人は、犯人フェイズでプレイヤー1人を殺害します。殺害しなくても構いません。ターゲットの3人を殺害すれば犯人の勝ちです。*
場合によって、ターゲットが犯人自身であることがありますが、この場合は残りの2人を殺害すれば勝ちです。
・「K」:権力者
権力者は、権力者フェイズで、
1人のプレイヤーを拘束することができます。拘束されたプレイヤーは拘束が解けるまで、その能力を使うことが出来ません。拘束されたままの状態で、権力者が殺害された場合、拘束されたプレイヤーは拘束されたままゲームが続行されます。生存扱いですが、行動できません。
・「Q」:医者
医者は、医者フェイズで
殺害されたプレイヤーのカードをこっそり見ることができます。
・「J」:刑事
刑事は、刑事フェイズで
生きているプレイヤーのボディガードをすることができます。守られているプレイヤーは、犯人が殺害しようとしても殺されることはありません。しかし、刑事のプレイヤーが狙われた場合、刑事のプレイヤーは殺害されます。
・「A」:探偵
探偵は、探偵フェイズで
生きているプレイヤーのカードをこっそり見ることができます。
・「2」:共犯者 or 探偵助手
このカードを持っているプレイヤーは
最初に次のどちらかを選ぶことができます。1:共犯者は、犯人フェイズ時に
犯人の行動を見守ることができます。また、犯人が勝つことが共犯者の勝ちとなります。犯人にとって有利な発言をしましょう。2:探偵助手は、探偵助手フェイズ
で情報カード束の一番上1枚をこっそり見ることができます。
・「3」~「10」:無実の人
無実の人に、定められた役はありません。
●その他の設定
・殺されたプレイヤーは無条件で負けです。
・各役職カード(数字カードを含む)は他者に見せてはいけません。しかし、自分の役職や数字を口頭で述べても構いません。ウソを付いても構いません(犯人に殺されないため、犯人が自分の有利に話を進めるためなど)。
・一番最初に殺害されたプレイヤーは、GM(ゲームマスター)となります。不正を行うプレイヤーがいないかを見張るほか、タイムキーパーも行います。
・推理告発は全てのプレイヤーが可能です。しかし、一人1回しか出来ません。
・各フェイズのカウントは、そのプレイヤーが殺害されていても、時間を計測しなければいけません。
●ルール
1)犯人フェイズ:10秒(GMが計測し、残り10秒で数えます)
生きているプレイヤー全員、右手をテーブルに付き、目をつぶって、額をテーブルに付けます。犯人と共犯者は静かに目を開きます。犯人は殺害したいプレイヤーの手のひらを指でタッチします。殺害しなくても構いません。犯人と共犯者は再び右手をテーブルに付き、目をつぶって、額をテーブルに付けます。*
最初の1回目は、必ず殺害しなければなりません。この時に殺害された人がGMとなります。GMは犯人と共犯者を確認した後、10秒をゆっくり数えてください。
2)集会フェイズ:3分程度
タイムキーパーは3分間計測します。全員が目を開きます。殺害されたプレイヤーは、自分が殺されたことを宣言し、
カードを伏せたまま横向きにして、ゲームから離脱、傍観者となります。
情報カードを1枚捲り、山場の横に並べます。情報カードがなくなった場合、ターゲットカード1枚を開きます。その後、誰が犯人として怪しいかを生き残っているプレイヤー同士で話し合いをします。
*事前に刑事から1円玉を渡されていた場合は、それを宣言することで殺害を免れます。
*1円玉を持っているプレイヤーは中央に1円玉を戻します。
*10円玉をカードの上に置かれているプレイヤーは拘束中です。話し合いにも参加できず、役職の能力も使えません。
3)推理告発フェイズ:なし
推理告発したいプレイヤーは、挙手をします。推理告発は次の3点をクリアしなければなりません。
1:犯人プレイヤーは誰か。2:犯人プレイヤーの数字は何か。3:共犯者は誰か(共犯者がいない場合もあります)。GMはそれが正解かどうかを判断し伝えます。正解していた場合、推理告発成功し、推理告発したプレイヤーの一人勝ちです。推理告発したいプレイヤーが多数いた場合はじゃんけんで順番を決めます。
4)権力者フェイズ:10秒
生きているプレイヤー全員、右手をテーブルに付き、目をつぶって、額をテーブルに付けます。権力者は静かに目を開きます。
拘束したいプレイヤーのカード上に10円玉を置きます。拘束しなくても構いません。拘束されたプレイヤーは、役職を使うことは出来ません。また、推理告発も出来ません。行動が終わったら、権力者は再び右手をテーブルに付き、目をつぶって、額をテーブルに付けます。
5)医者フェイズ:10秒
生きているプレイヤー全員、右手をテーブルに付き、目をつぶって、額をテーブルに付けます。医者は静かに目を開きます。
殺害されたプレイヤーのカードのうち1枚を覗いて確認し、元に戻します。確認しなくても構いません。行動が終わったら、医者は再び右手をテーブルに付き、目をつぶって、額をテーブルに付けます。
6)刑事フェイズ:10秒
生きているプレイヤー全員、右手をテーブルに付き、目をつぶって、額をテーブルに付けます。刑事は静かに目を開きます。
守りたいとプレイヤー1名の手に1円を渡します。渡されたプレイヤーは目を開くことなくそれを受け取り手のひらで隠します。行動が終わったら、刑事は再び右手をテーブルに付き、目をつぶって、額をテーブルに付けます。
7)探偵フェイズ:10秒
生きているプレイヤー全員、右手をテーブルに付き、目をつぶって、額をテーブルに付けます。探偵は静かに目を開きます。
生きているプレイヤーのカードのうち1枚をを覗いて確認し、元に戻します。確認しなくても構いません。行動が終わったら、探偵は再び右手をテーブルに付き、目をつぶって、額をテーブルに付けます。
8)探偵助手フェイズ:10秒
生きているプレイヤー全員、右手をテーブルに付き、目をつぶって、額をテーブルに付けます。探偵助手は静かに目を開きます。
情報カード束の一番上1枚を覗いて確認し、一番下に戻します。確認しなくても構いません。行動が終わったら、医者は再び右手をテーブルに付き、目をつぶって、額をテーブルに付けます。
9)ターン修了
ここまでの流れを1ターンとします。これを13ターン繰り返します。
14ターン目は推理告発フェイズで終了です。殺害されたプレイヤーのうち、ターゲットカード3枚が全て含まれていた場合は犯人の勝ち。含まれてない場合は、生存者の勝ちとなります。
●ゲームの特徴
いわゆるテーブルトーク系ゲームです。トランプを使用しますが、トランプゲームではありません。数少ない情報。それも信用できる情報か分からない中で、話し合いのみでゲームを進めていくことになります。逆に犯人にとっては、毎ターンに1回、情報カードが捲られ自分が狙っているプレイヤーが分かる仕組みになっています。犯人がかつか、その他のプレイヤーが勝つのか。駆け引きが楽しめるゲームです。また、基本は生き残るゲームだけど、推理告発することで、一人勝ちも出来るゲームとなっています。
●ゲームの感想
基本的に、ルールがややこしいのと、題材が題材なので、子ども向けではありません。十分に楽しみながらプレイできるのは中学生ぐらいからでしょうか。また、大人数いないとプレイできないので、プレイできる環境も限られます。一応、少人数用のルールもあるのですが・・・。
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